2016/05/10

2016年5月10日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年5月10日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

麻生財務相はブレズに初志貫徹! 4月30日と5月3日に海外で、5月9日と5月10日参院で「米国の為替報告者は関係ない、日本の為替政策は成約されないと強気で、円高阻止の為替介入の可能性をほのめかす。

この口先介入が功を奏したのか、USDJPYは108円台後半へと上昇、日本株も大幅上昇となった。これで105円割れのリスクは大幅に低下したが、相場反転には未だ自信を持てず。109円でドル売りがどこまで強まるかを試してみたくもなる。

日経平均株価は+349.16(+2.15%)上昇、USDJPYも108円台後半へと上昇し109円を狙う動きが続く。AUDUSDは0.73をボトムに下げ止まり、USDCADも1.2950を割り込み、カナダドル買いが続く。

弱いCPIとサプライズの利下げ+追加利下げの思惑から、売り込まれていた豪ドルはようやく下げ止まり、反転へ。ただし、0.74台の上値をこのまま超えることができるかは疑問ながら、0.7250~0.7300ではボトム感が強い。

サンドオイル地域の山林火災に産油量は大幅減少し、原油価格の上昇にも弱さが目立ったカナダドル。火災拡大も産油地帯を避ける見通しで落ち着きをとりもどし、カナダドルの買い戻し強まっている。今後のカナダ経済への悪影響も心配ながら、基本は原油高=カナダドル高の流れは変わらず。

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麻生財務相(参院)=米国の為替報告書で円が監視リストに入ったことで、日本の為替政策は制約されないと指摘。

ユーロ圏臨時財務相会合=準備された欧州安定化メカニズム(ESM)文書は、ギリシャ債務の長期的な持続の可能性を深刻に懸念。

エバンズ・シカゴ連銀総裁(9日)=FOMCの利上げ休止は、慎重を期しているだけだい。米経済のファンダメンタルズが健全な状態が続けば年内に利上げが再開されるだろう。

コンスタンシオECB副総裁=米国の利上げは世界経済が必要としているシグナル。

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