2016/05/06

2016年5月6日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年5月6日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

週末の金曜日、米雇用統計を控え動きにくい中、弱気な豪中銀の四半期金融政策報告で豪ドルは全面安。

日経平均株価は-40.66円(-0.25%)下落。原油価格(WTI)は44ドルを割り込み弱含みで推移。

為替相場は、豪中銀の四半期金融政策報告を受けた豪ドル売りに、AUDUSDは0.7460台→0.7360台へと続落、NZDUSDも0.6880台→0.6830台へと下落。原油価格も弱く、USDCADは昨日の高値を超え1.2890近くへと続伸、カナダドル売りが続く。

USDJPYは、107.50円を超えられず、AUDJPYを筆頭にクロスでの円高が強まり、株安も加わり、逆に107円を割り込み円高傾向が続く。

連休明けの金曜日。政府・日銀の株高+円高阻止を期待しながらも、結局は共にその動きは弱く、結局は円高傾向が復活。

極端に円ブルになる必要もないが、長き連休を経た為替相場は、USDJPYは107.50円を超えられず、予想外に上値の重い気がしてならない。

仮に、米雇用統計で107.50円を上抜けドル買いが加速しても、クロスでの円買いへと結びつく可能性が高く、結局は上値が重くなりリスクを秘めている。

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豪中銀の四半期金融政策報告=インフレ見通しを引き下げたほか、賃金や物価圧力をめぐる先行き見通しを主な不透明要因。貿易相手先の経済成長やや弱い。

豪中銀の四半期金融政策報告=中国の経済見通しと債務問題が豪州にとっての不確定要因。成長促進のために必要な政策調整を行う。

豪中銀の四半期金融政策報告=2016年のインフレ見通しを2~3%
→1~2%に引き下げ、2017年は1.5~2.5%。基礎的インフレ率の低下について、長引く可能性がある。

豪中銀の四半期金融政策報告=GDP成長率と失業率の見通しは大きな変化はなく、GDP成長率については、トレンドラインを徐々に上回り、失業率については来年にかけて現水準にとどまる。

ブルームバーグの集計データでは最大のジャンク債ETFに警戒信号点灯=、ブラックロックの「iシェアーズiBoxx米ドル建てハイイールド社債ETF」は過去4営業日に2780万口、約26億ドル(約2800億円)相当が償還された。

6月15日のFOMCはライブに格上げ、ブラード・セントルイス連銀総裁、ウィリアムズSF連銀総裁、カプラン・ダラス連銀総裁、ロックハート・アトランタ連銀総裁は、条件次第ながら利上げの可能性を示唆、ただし、6月23日の英国民投票のリスクを危惧。

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