2016/06/10

2016年6月10日(金曜) 欧州・米国市場の動き

2016年6月10日(金曜) 欧州・米国市場の動き

週末金曜日、英国民投票のリスクを懸念、GBPは急落。CADは雇用統計に上昇するも、原油安に振出へ逆戻り。円は相変わらずクロスで上昇し、円高の流れを維持。

ポンド売りの流れが続く。ショイブレ独首相の「ユーロ圏は英国のEU離脱に準備へ」と悲観的な発言や、週末の英国民投票の世論調査の結果による変動リスクを危惧したポンド買いが強く、GBPUSDは1.4420→1.4310台へと急落、EURGBPはもちろんの事、クロスでもGBP売りが目立った。

リスクを回避するためにはどうしても、GBPロングにすることはできず、ショート気味に推移。来週月曜日、週末が平穏無事に済み、株高に動いているようなら買い戻しも期待できるが、6月23日まではリスク回避の流れは変わらず。

カナダドルは、雇用統計は強く買い、原油安に売り。失業率は7.1→6.9%へ改善、雇用ネット変化も-2,100→+13,800人に拡大、1.2750→1.2660まで急落から→ 原油安や米株も弱くリスク回避の動きもあり、1.2750まで急伸。まさにロールコースター。


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13:30    JPY 4月 第3次産業活動指数=1.4%(予想0.7% 前回-0.7→-0.5%)→ 予想を大幅に上回る

15:00    GER 5月 消費者物価指数・確定値=前月比0.3%(予想0.3% 前回0.3%)、、前年比0.1%(予想0.1% 前回0.1%)、HICP前月比0.4%(予想0.4% 前回0.4%)、HIPC前年比0.0%(予想0.0% 前回0.0%)

21:30    CAD 5月 雇用統計: 失業率=6.9%(予想7.1% 前回7.1%)、雇用ネット変化=13,800人(予想3,800人 前回-2100人)、労働参加率=65.7%(予想65.8 前回65.8%)→ 予想外に強くカナダドル買いが強まる

23:00    USD 6月 ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値=94.3(予想94.0 前回94.7)→ 予想を上回る

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独政府高官=中国政府はは貿易中心から消費主導の経済へと移行を目指す中で多大な困難に直面しており、景気見通しには下方リスクが存在。

ショイブレ独財務相=ユーロ圏は英国のEU離脱に準備へ。

ショイブレ独財務相=EU離脱を検討するリスクを軽視すべきでない。英国だけがEU離脱するならEUの存続は不安視しない。

BOEの英国民に対する5月の調査=今後12カ月間に英中銀の利上げを予想した割合は38(2月調査)→41%へ上昇。インフレ予想は1.8→2.0%に上昇。

中原元日銀審議委員=金融政策決定会合について、長期国債の買い入れ増加ペースを20兆円拡大して100兆円にすべき。

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