2016/06/03

2016年6月3日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年6月3日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

米雇用統計が全て、金融市場は波乱へ!

米非農業部門雇用者数は予想外に低迷、6月15日のFOMCで利上げ観測が急速に萎み、株価は下落+米金利は低下+ドルは全面安+円は全面高。

予想より減少した米貿易赤字は無視され、米ISM非製造業景気指数が弱く更にドル売りが強まる。

===================================

◎米雇用統計は、失業率=4.7%(予想5.0%)と予想外に改善するも、、非農業部門雇用者数=3.8万人(予想16.4万人)→サプライズの低水準で、4月、5月も下方修正に、ドル急落。

◎米貿易収支は、-374億ドル(予想-413億ドル 前回-404→-355億ドル)→ 前月分がマイナス幅が縮小し、予想外にマイナス幅が減少へ、

◎米ISM非製造業景気指数は、52.9(予想55.5)と予想を大幅に下回る→ ドル売りがさらに強まる。

===================================

USDJPは、108.80台→107円割れまで急落、GBPJPY+CADJPYの下げ幅が目立つ。
EURUSDは、1.1130台→1.1340台まで急騰、
GBPUSDは、1.4430→1.4580まで急伸。
AUDUSDは、0.7240→0.7350まで急伸

USDCADは、1.3080台→1.2920まで急落

※※※※※※※※※※※※※※※※※

エバンズ・シカゴ連銀総裁=コアインフレ率が実際に2%に届くまで利上げを遅らせるのが最善かもしれない。インフレの下振れリスクは大きいと見受けられる。

エバンズ・シカゴ連銀総裁=年内に政策金利を2回引き上げるのが適切だが、それよりも積極的な引き締めに向けた動きは、第1四半期に米経済が見舞われたように金融市場の動揺を再燃しかねない。

エバンズ・シカゴ連銀総裁=コアインフレ率について、2016年中のさらなる改善は見込んでいない。

※※※※※※※※※※※※※※※※※