2019/11/30

2019年11月30日(土)昨日29日、海外市場の動き

2019年11月30日(土)昨日29日、海外市場の動き


月末、週末、感謝祭の翌日で米国市場は株・債券が短縮取引で薄商いの中、米株は軟調で、米10年債利回りは小幅上昇にとどまり2年債は軟化。為替相場は通貨間で動きは異なるも終わってみれば前日比で大きな変化も見られず。

欧州各国やカナダではGDP、CPI等の多くの経済指標が発表となったが、強弱に連動した市場の反応はいま一つで、米中対立やブレグジットネタで投機筋中心にリスクオン・オフで相場が動く。

トランプ氏は「香港人権・民主主義法案」に署名したことで中国は反発し報復する可能性があり、米中通商協議は先行き不透明感が漂う(個人的には落としどころを模索しているとみている)。米国は、ファーウェイへの販売制限を強化する可能性があると言い、中国では「香港人権・民主主義法」を起草しした人物の中国・香港・マカオの入国を禁止する案が話し合われている。

GBPUSDは、ブレグジットをめぐりジョンソン英首相は「合意なき離脱の準備は残している」と発言。さらに、前日までユーガブのMRP方式という予測で与党保守党が過半数を得るとの予想に反して、パネルベースの世論調査では与野党の支持率差が8ポイントまで縮小に1.2880まで一時売られるが、薄商いの米国市場では逆に1.2942まで急伸。さすがにGBPで押し目買いの支持者が多い。

USDJPYは、アジア・欧州市場と109.50割れをボトムに上値を試す動きが続き一時109.67まで上昇。逆に後のない米国市場に入ると、米国のファーウェイへの販売制限を強化の可能性、中国の「香港人権・民主主義法」を起草した人物の入国制限の可能性など、リスクを意識したのか109.40まで一時下落と、週明け12月は仕切り直しへ。

EURUSDは、独小売が弱く、仏CPIが強く、仏GDPも強く、ユーロ圏CPIは強く、イタリアGDPは前回と変わらず。欧州市場に入り1.1000を割り込んでからはストップの売りなのか1.0981まで下落。逆の米国市場に入るとリスクオフが原因なのか不明だが1.1028まで急伸。と言っても大枠1.0980~30の50ポイントの小幅な動きながら大きく動いていると錯覚に陥る。

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22:30    CAD 10月 原材料価格指数=前月比-1.9%(予想 前回0.0%)、鉱工業製品価格=前月比0.1%(予想0.0% 前回-0.1%)

22:30    CAD 9月 月次GDP=前月比0.1%(予想0.1% 前回0.1%) 前年比1.6%(予想1.4% 前回1.3→1.5%)、第3四半期GDP=前期比1.3%(予想1.2% 前回3.7→3.5%)→ 第3四半期は予想を上回るも前期から大幅に減速

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ダイムラー
〇3年間で少なくとも1万人の人員削減を実施すると発表。→ 自動車業界では、販売減に直面する中、電気自動車(EV)に投資を振り向けるための経費削減が続いてる。

【米中対立】
米政府(関係者)
〇ファーウェイへの販売制限を強化する可能性がある。
〇現在の規則では海外の重要なサプライチェーンが米当局の管轄外であるため、ファーウェイに対する海外製品販売制限の拡大につながる規則変更について米省庁間で協議されている
環球時報の胡錫進編集長
〇米国でこのほど成立した「香港人権・民主主義法」を起草した人物を中国本土および香港、マカオへの入国を禁止するリストに載せることを検討。

【ブレグジット関連】
〇ジョンソン英首相は「合意なき離脱の準備は残している
〇パネルベースの世論調査は、英総選挙に向け、ジョンソ
ン首相率いる保守党のリードは8ポイント差に縮小。

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2019年11月29日(金)24:15時ごろの動き

2019年11月29日(金)24:15時ごろの動き

独DAXは小幅上昇するも、英FTSEは伸びきれず失速。感謝祭翌日で短縮取引の米株も弱くダウは下落からスタートし債券利回りは大きな変化は見られず。

USDJPYは、欧州市場に入りアジア市場の高値109.60を上回り、109.67まで上昇するも失速し一時109.54まで下落。。結局は狭いレンジ相場の中で

USDCADは、アジア・欧州市場の1.3280近くをボトムに、カナダ月次GDPは予想通りながら、第3四半期GDPが前期比1.3%と予想1.2%を上回るも下方修正された前回の3.5%から大幅に減速。USDCADは直後に1.3300台→1.3288まで下落後1.3310台へ上昇。

USDGBPは、アジア市場の1.1013をトップに欧州市場に入り緩やかに下落後、ジョンソン英首相が「合意なき離脱の準備は残している」と発言に、直後1.0981まで下落するも1.1000近くまで値を戻している。


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GER    16:00    GER 10月 小売売上高=前月比、-1.9%(予想0.2% 前回0.1→0.0%)、前年比0.8%(予想3.0% 前回3.4%)→ 前月比は予想外の大幅なマイナスで、前年比も前回と予想を大幅に下回る

FRN    16:45    FRN 11月 消費者物価指数・速報値=前月比0.1%(予想0.0% 前回0.0%)、前年比1.0%(予想1.0% 前回0.8%)、HICP前月比0.1%(予想0.1% 前回-0.1%) 前年比1.2%(予想1.1% 前回0.9%)→ 予想を若干上回る

FRN    16:45    FRN 第3四半期GDP・改定値=前期比0.3%(予想0.3% 前回0.3%)、前年比1.4%(予想1.3% 前回1.3%)→ 前年比は予想と前回を上回る

CHF    17:00    CHF 11月 KOF景気先行指数=93.0(予想95.0 前回94.7→94.8)

GER    17:55    GER 11月 雇用統計: 失業率=5.0%(予想5.0% 前回5.0%)、失業者数=前月比-1.6万人(予想0.5万人、前回0.6→0.5万人)→ 失業者数は予想と前回を上回る

GBP    18:30    GBP 10月 BOE住宅ローン承認件数=64600件(予想6.54万件 前回6.59→65800万件)

EUR    19:00    EUR 11月 HICP消費者物価指数・速報値=前月比-0.3%(予想 前回0.2%)、前年比1.0%(予想0.9% 前回0.7%)、前年比・コア1.5%(予想1.2% 前回1.1%)、食品・エネルギー・アルコール・たばこ前年比1.3%(予想 前回1.1%)→ 前年比は予想と前回を上回り強い
EUR    19:00    EUR 10月 失業率=7.5%(予想7.5% 前回7.5→7.6%)
ITL    20:00    ITL 第3四半期・確報値=前期比0.1%(予想0.1% 前回0.1%)、 前年比0.3%(予想0.3% 前回0.3%)

CAD    22:30    CAD 10月 原材料価格指数=前月比-1.9%(予想 前回0.0%)、鉱工業製品価格=前月比0.1%(予想0.0% 前回-0.1%)

CAD    22:30    CAD 9月 月次GDP=前月比0.1%(予想0.1% 前回0.1%) 前年比1.6%(予想1.4% 前回1.3→1.5%)、第3四半期GDP=前期比1.3%(予想1.2% 前回3.7→3.5%)→ 第3四半期は予想を上回るも前期から大幅に減速

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ブレグジット関連
〇ジョンソン英首相は「合意なき離脱の準備は残している」

黒田日銀総裁
〇現時点で追加緩和考えてない。追加緩和余地は十分ある、物価目標の引き下げは考えていない
〇日経平均1万9000円程度に下がれば、保有ETFの時価が簿価下回る。

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2019/11/29

2019年11月29日(金)15:30時ごろの動き

2019年11月29日(金)15:30時ごろの動き


米国は感謝祭と週末の狭間で、米国市場は債券と株式は短縮取引で、突発的なできごとが無ければそれなりに為替相場も閑散となることが予想される。

アジア市場では、日経平均株価は上昇からスタートするも、緩やかに値を下げ-115.23(-0.49%)で終了。米中通商協議の渦中の上海総合は前日比0.8%超の下げと弱さが目立ち、香港ハンセン-2%近くと大幅安。ダウ先物は上昇幅を縮め強さは見られず。米債は小幅動きで動きは見られず。

為替相場は、トランプ氏がサインした「香港人権・民主主義法案」に中国は反発。具体的な報復は見られないもののどうなるかは不透明。また、米国市場は感謝祭の翌日で米株と米債は短縮取引で、基本は米国市場が4連休と言えそうで市場参加者は減少気味。

USDJPYは109.45~60の狭いレンジ相場。一時109.60まで上昇する直ぐに109.45まで下落した後は動けず。中国の報復の有無は? 12月15日の米国の対中制裁関税の有無は? そう考えるとJPY方向は変わらないものの、もしも!の可能性がある以上積極的にJPYも売れず。

EURUSDは1.1000のボトムを死守するも上昇力も鈍く、結局は1.1000~15のレンジで如何ともしがたい。

GBPUSDは、ユーガブのMRP方式の予想の結果で与党保守党過半数を獲得と報道ではないが、12月15日の総選挙で与党大勝の期待感が続く以上、GBP買いは売りより優勢になるのでは? 1.2905をボトムに1.2920までと動けず。

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6:00    NZD 11月 ANZ消費者信頼感=前月比1.9%(予想 前回4.0%)、120.7(予想 前回118.4)=消費者信頼感は前月を上回り6月以来の水準で、 現況指数と先行指数共に前回を上回る。

6:45    NZD 10月 住宅建設許可件数=前月比-1.1%(予想 前回7.2→7.4%)→ 前回が上方修正されるもマイナス圏へ下落。

8:30    JPY 11月 東京都区部消費者部下指数=前年比0.8%(予想0.8% 前回0.4%)、除く生鮮前年比0.6%(予想0.6% 前回0.5%)、除く生鮮・エネルギー前年比0.7%(予想0.7% 前回0.7%)

8:30    JPY 10月 失業率=2.4%(予想2.4% 前回2.4%)、有効求人倍率=1.57(予想1.56 前回1.57)

8:50    JPY 10月 鉱工業生産・速報値=前月比-4.2%(予想-2.0% 前回1.7%)、前年比-7.4%(予想-5.2% 前回1.3%)

9:01    GBP 11月 GfK消費者信頼感指数=-14(予想-1.4 前回-1.4)

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黒田日銀総裁
〇緩和方向を意識した政策運営が適当と考えている、ポリシーミックス、財政ファイナンスとは明確に一線を画する必要がある、


EURUSDのオプション インプライド・ボラティリティーが今週は過去最適を更新。

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2019年11月29日(金)昨日28日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

2019年11月29日(金)昨日28日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

米国市場は感謝祭で株式・債券市場は休場。今日29日も感謝祭翌日で米国市場は時短営業(NYSE、Nasdaqは午後1時まで、債券市場は午後2時まで)。

28日の早朝にトランプ氏に重い腰を上げ「香港人権・民主主義法案」に署名し中国政府に干渉。中国政府は当然ながら反発し報復する姿勢を示すも、12月15日の米国の対中制裁が発動はどうなるのか? 米国市場が休場の中、今後の見通しは不明。

28日の早朝7時に英総選挙の予想で制度が高いといわれているユーガブの予測モデルMRP方式の結果を発表。与党保守党590議席の単独過半数を獲得する見通しでGBPにとってはポジティブ材料。

ユーロ圏の景況感指数は予想外の改善を示し、独CPIは前年比1.1%(予想1.2% 前回1.1%)、HICP前年比1.2%(予想1.2% 前回0.9%)と同水準と若干上昇へ。

為替相場は、米中通商協議の不透明感が漂う中で、「リスクオフ=JPY買い」の方程式は米中首脳の何とか合意を望む期待感を反映してなのか今回は「不正解」。USDJPYは早朝にトランプ氏の「香港人権・民主主義法案」に署名との報道直後の109.33をボトムに、米中首脳の制裁解除を望む意向を忖度してなのか? 200日A=108.92を上回り109円台の大台を堅持しながら、109.55まで上昇。

米国市場が不在の中で前日NY市場の高値109.61までは到達できず。大枠109.50~55の狭いレンジで推移中。110円の大台も意識してなのか不明ながら極端は円売りも見られずある程度慎重に。

GBPUSDは、NY市場のクローズと同タイミングとなる午前7時に発表されたユーガブの、MRP方式という予測モデルを使った議席獲得予測を注目。結果は与党保守党590議席の単独過半数を獲得する見通しとの報道に直前のボトム1.2888から1.2950台まで急伸。アジア市場はこの水準を超えることはできず、欧州市場では1.2900まで値を下げ1.2900~15の水準で推移。

AUDUSDは、早朝にトランプ氏の「香港人権・民主主義法案」に署名との報道に0.6770台→0.6759まで下落。一日を通じてこのレンジを抜け出せず欧州・北米市場は0.6762~72の極狭いレンジで推移。言うことは無し。

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19:00    EUR 11月 消費者信頼感・確報値=-7.2(予想 前回-7.2)

19:00    EUR 11月 経済信頼感=101.3(予想101.0 前回100.8)、製造業景況感指数=-9.2(予想-9.1 前回-9.5)、サービス業景況感指数=9.3(予想8.8 前回9.0)、業況指数=-0.23(予想-0.14 前回-0.19→-0.2)→ 景況感指数は予想・前回を上回る

22:00    GER 11月 消費者物価指数・速報値=前月比-0.8%(予想0.6% 前回0.1%)、前年比1.1%(予想1.2% 前回1.1%)、HICP前月比-0.8%(予想-0.7% 前回0.1%)、HICP前年比1.2%(予想1.2% 前回0.9%)→ 前月比は予想外にマイナス、前年比は前回と変わらず。

22:30    CAD 第3四半期経常収支=-99億カナダドル(予想-102.5億カナダドル 前回-63.8→67.4億カナダドル)

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2019年11月28日(木)19:00時ごろの動き

2019年11月28日(木)19:00時ごろの動き

米国市場は感謝祭の休日。トランプ氏は「香港人権・民主主義法案」に署名し中国政府は反発するも織り込み済みなのか影響は限定的。

この影響にUSDJPYは、NY市場の終盤につけた109.60を高値に、アジア市場に入ってからは109.55を高値に一時109.33まで下落するも、大枠109.35~50の高値水準で取引が続きJPY先安観は変わらず。109円台での取引が続き米中通商協議が不発に終わり米国の対中制裁が再開されない限り、スローながらJPY売り圧力は続くそう。ただし110円の大台はいつもながら攻防の激戦地。

英総選挙の予想で制度が高いといわれているユーガブの予測モデルMRP方式の結果は与党保守党が過半数を獲得とありGBP買いが強まるも1.2950台を高値に伸び悩む。ただし、高値圏で推移とブレグジットをめぐり英総選挙の与党保守党勝利を期待したGBP買いの流れが続く可能性も。

日経平均株価の勢いは見られず弱く、上海総合も軟化。欧州株も弱く、独、英国債利回りも軟化。原油価格(WTI)も低下している。

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9:00    NZD 11月 NBNZ 企業信頼感=-26.4(予想 前回-42.4)、企業景況感=12.9(予想 前回-3.5)

15:45    CHF 第3四半期GDP=前期比0.4%(予想0.2% 前回0.3%)、前年比1.1%(予想0.8% 前回0.2%)

16:00    GBP 11月 ネーションワイド住宅価格=前月比0.5%(予想0.1% 前回0.2%)、前年比0.8%(予想0.2% 前回0.4%)

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香港情勢に関して
〇トランプ大統領は、香港人権・民主主義法案」に署名。「習近平中国国家主席と香港の市民に対する尊敬から、これらの法案に署名した。中国と香港の指導者と代表者が対立を友好的に解消し、長期的な平和と繁栄をもたらすことを願うものだ
〇中国政府は、断固とした報復措置を取ると表明し、香港に干渉しようとする試みは失敗すると警告。

衆院財務金融委員会
〇日銀の「通貨および金融の調節に関する報告書」(半期報告)について説明と質疑が行われる。午前11時28分から黒田東彦総裁が出席する。

ビルロワドガロー仏中銀総裁
〇都内で講演し、ドイツなど財政余力のある欧州諸国は、財政出動を通じて早急に欧州経済を下支えすべきと主張。
〇ECBが予定する金融政策レビューを歓迎し、インフレ目標の明確化を最優先すべき

ブレグジット関連
〇ユーガブのMRP方式という予測モデルを使った議席獲得予測は、与党保守党590議席の単独過半数を獲得する見通し。

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2019/11/28

2019年11月28日(木)昨日27日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

2019年11月28日(木)昨日27日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

米感謝祭(28日)のロングホリデー入りでクリスマス商戦に突入。米中通商協議への楽観論は変わらず、米経済は底堅く、止まらぬ米株高、米債利回りも上昇傾向が続く。

為替相場は、ブレグジット渦中のGBPを除きドルは強く、リスクオンにJPY売りも止まらず、USDJPYは109.50超へ、GBPJPYは141円台ミドルへ上昇。ビットコイン(BTCUSD)は6%超の上昇へ。

米耐久財受注とGDPは予想外に強く、ベージュブックは米経済が穏やかに拡大し、個人消費は底堅く製造業も明るいとある。一方、シカゴPMI、中古住宅販売保留は弱い。

USDJPYは、米感謝祭のロングホリデーを前にして、止まらぬ米株高+債券利回りの上昇と、「リスクオン=JPY売り」のセオリー通りで、ついに109円超で安定し7日の109.49を上回り109.60まで上昇。110.00の大台は簡単に超えられるポイントではないが、米中通商協議のフェーズ1の合意期待が続く限り109.30をボトムとしたJPY売りの流れが続く可能性も。もちろん、リスクは少ないが決裂すれば当然ながら円高へ。

GBPUSDは、12月12日の英総選挙を前にして与党保守党の優位性は変わらないが、結果が出るまでは積極的に動けないのがブレグジット。1.2820台から1.2920台の100ポイントの動きを抜け出せず。今日も欧州早朝の1.2827をボトムに続伸し米国市場の終盤では1.2915へ上昇。世論調査を巡る数字の変化で投機的な動きが強まることは避けられないが、大手調査会社ユーガブがMRP方式という予測モデルを使った議席獲得予測を公表(日本時間では28日朝7時)とのこと。注目したい。

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22:30    USD 第3四半期GDP・改定値=前年比2.1%(予想1.9% 前回1.9%)、個人消費(Personal Consumption)=前期比2.9%(予想2.8% 前回2.9%)、デフレータ(GDP Price Index)前期比1.7%(予想1.7% 前回1.7%、コアPCE・デフレータ前期比2.1%(予想2.2% 前回2.2%)→ 予想を上回りドル買いが強まる

23:45    USD 11月 シカゴ購買部協会指数=46.3(予想47.0 前回43.2)→ 前回を上回るも予想に届かず

0:00    USD 10月 NAR 中古住宅販売保留指数=前月比-1.7%(予想0.2% 前回1.5→1.4%)、前年比3.9%(予想6.0 前回3.9→6.3%)→ 予想外に弱い

0:00    USD 個人所得=前月比0.0%(予想0.3% 前回0.3%)、個人支出=前月比0.3%(予想0.3% 前回0.2%)、PCEデフレータ=前月比0.2%(予想0.3% 前回0.0%)、前年比1.3%(予想1.4% 前回1.3%)、コアPCEデフレータ=前月比0.1%(予想0.1% 前回0.0%)、前年比1.6%(予想1.7% 前回1.7%)→ 個人所得は弱く、個人支出は強いが、コア前年比は弱い

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ベージュブック
〇米経済は10~11月中旬にかけて緩やかに拡大。成長見通しはおおむね明るく、労働市場は全国的に引き続き逼迫。物価は小幅なペースで上昇。

大手調査会社ユーガブがMRP方式という予測モデルを使った議席獲得予測を公表(日本時間では28日朝7時)

トゥスクEU大統領
〇トランプ氏はブレグジットを支持しEUの分断を願っている。これはおそらく最も厄介な課題だ

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2019/11/27

2019年11月27日(水)23:00時ごろの動き

2019年11月27日(水)23:00時ごろの動き

米中通商く協議は楽観論が引き続き優勢で、欧米市場に入っても株高の流れが続き、独DAX、英FTSE共に上昇傾向を維持し、ダウ先物は上昇幅を縮め前日とほぼ変わらず。米債利回りは強さが目立つ米経済市場に1.74→1.776%近くまで上昇。

GDP改定値の前年比は2.1%(前回1.9%)と強く、コアPCEデフレータ前期比は2.1%(前回2.2%)と弱い。米耐久財受注は強く前月比0.6%(前回-1.4%)、耐久財受注の前月日0.6%(前回-0.3%)と強い。

為替相場は、通貨間で動きは異なるも、リスク選好のパターンに株高と債券利回りは下落しJPYとCHFは弱い。AUD+NZD+EURは弱く、GBPは強さが目立っており、CADは1.3260台まで値を下げCAD買いが進んでいる。

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22:30    USD 週間新規失業保険申請件数=21.3万人(予想 前回22.7→22.8万件

22:30    USD 10月 耐久財受注=前月比0.6%(予想-0.7% 前回-1.1→-1.4%)、除く輸送機器前月比0.6%(予想0.1% 前回-0.3%)

22:30   USD 第3四半期GDP・改定値=前年比2.1%(予想1.9% 前回1.9%)、個人消費(Personal Consumption)=前期比2.9%(予想2.8% 前回2.9%)、デフレーター(GDP Price Index)前期比1.7%(予想1.7% 前回1.7%、コアPCE・デフレーター前期比2.1%(予想2.2% 前回2.2%)

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ラガルドECB総裁
〇ユーロは信頼を勝ち得ている、今、この信頼を育み、守ることがわれわれの義務だ。紙幣の安全性、支払いシステムの堅牢性、ユーロの価値の安定性を確保することによってこれが行える。

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2019年11月27日(水)22:45時ごろの動き


20191127日(水)22:45時ごろの動き

米中通商協議は楽観論が引き続き優勢で、欧米市場に入っても株高の流れが続き、独DAX、英FTSE共に上昇傾向を維持し、ダウ先物は上昇幅を縮め前日とほぼ変わらず。米債利回りは強さが目立つ米経済市場に1.74→1.776%近くまで上昇。

GDP改定値の前年比は2.1%(前回1.9%)と強く、コアPCEデフレーター前期比は2.1%(前回2.2%)と弱い。米耐久財受注は強く前月比0.6%(前回-1.4%)、耐久財受注の前月日0.6%(前回-0.3%)と強い。

為替相場は、通貨間で動きは異なるも、リスク選好のパターンに株高と債券利回りは下落しJPYCHFは弱い。AUDNZDEURは弱く、GBPは強さが目立っており、CAD1.3260台まで値を下げCAD買いが進んでいる。

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22:30     USD 週間新規失業保険申請件数=21.3万人(予想 前回22.7→22.8万件

22:30     USD 10月 耐久財受注=前月比0.6%(予想-0.7% 前回-1.1.4%)、除く輸送機器前月比0.6%(予想0.1% 前回-0.3%)

22:30   USD 第3四半期GDP・改定値=前年比2.1(予想1.9% 前回1.9%)、個人消費(Personal Consumption)=前期比2.9%(予想2.8% 前回2.9%)、デフレーター(GDP Price Index)前期比1.7%(予想1.7% 前回1.7%、コアPCE・デフレーター前期比2.1%(予想2.2% 前回2.2%)

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ラガルドECB総裁
〇ユーロは信頼を勝ち得ている、今、この信頼を育み、守ることがわれわれの義務だ。紙幣の安全性、支払いシステムの堅牢性、ユーロの価値の安定性を確保することによってこれが行える。

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2019年11月27日(水)14:45時ごろの動き

2019年11月27日(水)14:45時ごろの動き

明日からの米感謝祭で長期休日入りを前にして、いつもながらアジア市場は積極的な動きは見られず。また、引き続き米中通商協議の楽観的な見通しは変わらず。

目立ったのはAUDUSDの下げ(-0.22%)ぐらいで、ウエストパックのチーフエコノミストが「2020年に2回の利下げを行い、政策金利を0.25%まで引き下げて量的緩和を行うと予測」したこともあり、0.6791→0.6770台まで下落している。

USDJPYも米中通商協議で何等かの合意期待もあり株価は連騰し109円台が定着しつつあり、クロスでもJPY売りの流れとなっている。日経平均株価は強く、上海総合も下げから上昇へと転じている。

USDCADは1.3268をボトムに1.3280台まで緩やかに上昇しているが、27日にワシントンでUSMCAを協議する予定もあり、積極的にCADを売り気にもなれず。逆に1.3300台が重くなる可能性も。

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6:45    NZD 第3四半期 小売売上高=季整済前期比1.6%(予想0.5% 前回0.2%)、除く自動車前月比1.8%(予想1.5% 前回0.3%)

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NZ中銀、半期に1度の金融安定金融安定化報告
〇金融システムの脆弱性が高まっているとして銀行と保険会社に対する監視を強化する
〇NZの金融システムは、さまざまな経済的リスクに強い。世界的な金融安定リスクと国内債務の脆弱性が残る。 長期にわたる低長期金利が生み出す可能性があり、過剰なレバレッジと資産価格の過熱。
〇経済は、輸出に対する国際的な需要に依存しており、貿易に関する不確実性により、世界経済は減速するも緩和の余地が少ないため景気後退。成長支援で多くの国で金融または財政政策で支援。
〇NZの長期金利は長期にわたって低いままと予想。

バスカンドNZ中銀副総裁
〇銀行や保険会社に関する最近の調査結果や、このところの規制違反の件数は、金融機関の慣行是正が必要であることを浮き彫りにしている

オアNZ中銀副総裁
〇豪ウエストパック銀行 のマネーロンダリング防止法違反問題を非常に憂慮している。
〇銀行の取締役会や経営幹部に規制順守について説明を求めていく

S&P
〇オーストラリア政府が景気をてこ入れするために大規模な財政支出を行えば格下げのリスクがある


政治専門サイトのポリティコ
〇米国とカナダ、メキシコ政府の代表は、北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定のUSMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)について、27日にワシントンで協議する


調査会社ユーガブの世論調査結
〇保守党の支持率が野党・労働党を11ポイント上回った。前回調査より差は1ポイント縮まった。

エバンス・ウェストパックのチーフエコノミスト
〇RBAの金融政策予想では定評があり、来年後半の量的緩和開始見通しにAUD売りが強まる。
〇2020年に2回の利下げを行い、政策金利を0.25%まで引き下げて量的緩和を行うと予測。

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2019年11月27日(水)昨日26日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

2019年11月27日(水)昨日26日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

トランプ氏は「習近平と貿易合意に向けた取り組みを続けている」と言い、中国商務省も米中要人は電話で協議とあり、米中通商協議をめぐる楽観的な期待が相場を支配。

為替相場は、リスク選好で円の強さは見られずUSDJPYは109円台を維持しCHFも強さは見られず。GBP安が目立った以外は特に大きな変化は見られず。USDCADは1.33の大台を割り込み再びCAD買いへと変化。

米ケース・シラー米住宅価格指数=前年比2.1%(前回2.0%)、FHFA住宅価格指数=前月比0.6%(前回0.2%)、CB消費者信頼感指数=125.5(前回126.1)、新築住宅販売件数=前月比-0.7%(前回-0.7→4.5%)と強弱混在。

米株は強く、ダウはピークからやや値を下げるも上昇傾向を維持。米債利回りは軟化し、10年債はアジア市場で付けた1.777%台の高値から一時1.73%割れまで下落。

USDJPYは、米中通商協議の楽観的な見通しを受けJPYの買いも続かず、逆に押し目買いの動きがやや優勢。最近では200日MA=108.93を中心とした上下変動にとどまり、トレンドはクリアではないが、108.20~50をボトムに対して、109.20~50がトップと言うレンジ相場入りとなっている。ただし、109円台で継続的にとどまってくると、緩やかにセンチメントが変化する可能性も。一日を通じてアジア市場で米中通商協議の楽観的な報道につけた109.21をトップに、欧米市場では強い米株に上昇するも108.87~14の狭いレンジで109円を中心とした流れが続いている。

GBPUSDは、12月12日の総選挙を巡る動きで上下変動し、いつもながらサプライズがないとか限らず、結果を見るまでは大きなポジションは取りにくい。今日も選挙をめぐる世論調査の結果で保守党と労働党の支持率差が縮小にGBP売りが強まっている。アジア市場の1.2904を高値に、米国市場では一時1.2836まで値を下げて、1.2370台で推移。

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22:30    USD 10月 貿易収支(アドバンス)=-665億ドル(予想-710億ドル 前回-704億ドル)

23:00    USD 9月 ケース・シラー米住宅価格指数=前年比2.1%(予想2.1% 前回2.0%)、価格指数=218.27(予想 前回218.14→218.12)、

23:00    USD 9月 FHFA 住宅価格指数=前月比0.6%(予想0.3% 前回0.2%)、指数=予想 前回277.4、前期比年率1.1%(予想 前回1.0%)→ 予想を上回る

0:00    USD 10月 CB消費者信頼感指数=125.5(予想127 前回125.9→126.1)、現況指数=166.9(予想 前回172.3)、期待指数=97.9(予想 前回94.9)→ 予想を下回り4か月連続の低下へ

0:00    USD 10月 新築住宅販売件数=前月比-0.7%(予想1.0% 前回-0.7→4.5%)、73.3万件(予想70.7万件 前回70.1万件)→ 予想を下回るも、直近2か月では12年ぶりの高水準

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【米中通商協議関連】
トランプ大統領
〇習近平国家主席と話をしており、貿易合意に向けた取り組みを双方が続けている
〇米中貿易交渉が合意に近づいている。極めて重要な取引の大詰めにある。おそらく通商に関する最も重要なディールの1つだろう。
〇非常に順調に進んでいるが、香港でもうまく行ってほしい

コンウェイ米大統領顧問
〇米中の通商合意はかなり近づいている。
〇強制的な技術移転や知的財産権の窃取、年間5000億ドルに上る貿易不均衡が依然課題になっている

【FRB関連】
カプラン・ダラス連銀総裁
〇政策は適切なところにあると思う、短期金利の現行水準の調整を望むようになるには、景気見通しの重大な変化を目にする必要がある。

ブレイナードFRB理事
〇リスクは依然として下方向だがセンチメントは改善、FRBは必要なら意味のある行動を取る。

米下院司法委員会
〇12月4日に大統領弾劾調査の公聴会を開く

クーレECB専務理事
〇非現金決済の3分の2以上が海外企業のカードで行われていると指摘。競合する大半の欧州の業者は国内もしくは域内に注力しがちであり、ユーロ圏は競争上不利に置かれていると語った。

格付け会社フィッチ・レーティングス
〇2020年の米国とカナダの格付けは安定的となる見通し。


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2019/11/26

2019年11月26日(火)22:15時ごろの動き

2019年11月26日(火)22:15時ごろの動き


欧州株は全体的に勢いが鈍く、ダウ先物は強さを維持。米債利回りは弱含みで推移。為替相場はGBPの弱さを除けば総じてドル売りの流れが続いている。

AUDUSDは、ロウ豪中銀総裁の、ハト派とタカ派発言が混在し0.6768~0.6795のレンジで上下しながらも、AUDは小幅高で推移している。

GBPUSDは、12月12日の英総選挙を前にして、世論調査では保守党と労働党の支持率の差が縮小したことで、GBP売り圧力が続く。

USDJPYは、アジア市場で、米中通商協議の楽観的な動きに一時109.21まで上昇するも再び109円割れまで下落し、大枠108.87~00のレンジで取引が続き、積極的な動きは見られず。引き続き109円の大台に乗せそれを維持できるか、それがテーマ。

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16:00    GER 12月 GfK消費者信頼感指数=9.7(予想9.6 前回9.6)

18:30    GBP 10月 BBA住宅ローン借入=41219件(予想42200件 前回42,310→42,216件)

22:30    USD 10月 貿易収支(アドバンス)=-665億ドル(予想-710億ドル 前回-704億ドル)

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ロウ豪中銀総裁
〇 政策金利が0.25%に低下しない限り、QEは検討しない。必要になったら国債買い入れの形をとる。
〇完全雇用とインフレ率の中期目標を達成できない兆候が強まった場合はQEを検討する
〇マイナス金利も極めて可能性が低い。
〇オペを通じて追加の流動性を金融市場に供給する必要はない。
〇豪経済は日欧経済よりはるかに良好で、マイナス金利の可能性も低い。
〇インフレが持ち直すには長時間かかる。インフレ目標を変更する必要はない。
〇雇用増は鈍化するも引き続き適正な水準が続く。


ブレグジット関連
カンター世論調査は、保守党45→43、労働党27→32%


ECB関連
〇ビルロワドガロー仏中銀総裁は、景気を支援するため低金利が継続するだろう

2019年11月26日8日(火)14:30時ごろの動き

2019年11月26日8日(火)14:30時ごろの動き

香港区議会選挙で民主派大勝の影響は中国の出方待ちで不透明。米中通商協議を巡り「中国副首相と、ライトハイザー・ムニューシン両氏が第1段階の合意に関する課題を電話で協議」とあり円売りへ、「米中は関税引き下げの規模について意見の相違がある」との報道に小幅下落と上下するも動きは予想外に緩慢。市場はフェーズ1の合意で楽観的な観測が支配。

日経平均株価は一時年初来高値を更新するも徐々に上昇幅を縮める。上海総合は上下変動しながら昨日とほぼ同水準で推移。米さ利回りは小幅高で推移。

早朝のデベル豪中銀副総裁、パウエルFRB議長発言からは特に相場に影響を与える材料は感じられず。

為替相場は、アジア市場は相変わらず小動きで、米中通商協議の楽観的な動きと株高にUSDJPYは勇み足気味に109.21まで上昇するも、続かず。「米中は関税引き下げの規模について意見の相違がある」との報道に108.96まで下落するも底値は限定的で、基本はビット相場。引き続き109円台を定着することが出来るかがキーポイント!

EURUSDは材料もなく、1.1007~1.1017の狭いレンジで、引き続き1.1000が壁に底値を試すことを期待しているが、ポイントを割り込んでも積極的に売ることも躊躇われる。

GBPUSDは総選挙を前にした待ちの動きとなっているが、基本は総選挙で保守党勝利、1月末にEU離脱と、ベストシナリオを予想。

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6:45    NZD 第3四半期 小売売上高=季整済前期比1.6%(予想0.5% 前回0.2%)、除く自動車前月比1.8%(予想1.5% 前回0.3%)

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【米中通商協議関連】
〇中国商務省(新華社通信)は、劉鶴副首相、ライトハイザーUSTR代表、ムニューシン米財務長官が出席し(鐘山商務相、易綱人民銀行総裁、国家発展改革委員会の寧吉喆副主任も参加)、26日第1段階の合意に関する課題を電話で協議。主要な懸念事項についても議論し、関連問題を解決することで意見が一致。→ USDJPY109.21まで上昇
〇中国管球時給は、米中は関税引き下げの規模について意見の相違がある。→ USDJPY108.94まで下落。

パウエルFRB議長
〇長期の景気拡大のこの地点にあって、「グラスの半分は優に満たされているように見受けられる」。適切な政策を講じれば、これまでの成果に積み重ねる形で利益を全ての米国民にもっと広範囲に広げ、さらにグラスを満たすことができる。
〇現行の金融政策スタンスは依然として適切である可能性。政策金利を据え置く公算が大きいことを示唆し、過去最長の米景気拡大を持続させる政策当局の能力について楽観的。
〇政策が事前に設定されたコース上にはない。見通しに「重大な」変化があった場合に政策を調整する。

デベル豪中銀中銀副総裁
〇穏やかな賃金上昇を歓迎
〇国内の賃金上昇について、低い伸びが定着する兆しが見られ、より望ましい水準の回復には失業率の著しい低下が必要になる。
〇賃金上昇率がこれまで標準的だった3─4%から低下し、2─3%のレンジで定着する兆候が強まっている。
〇賃金の伸びが徐々に押し上げられれば、労働市場や経済にとって歓迎される展開となる
〇近いうちに賃金の伸びが加速する見込みは低い

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2019年11月26日(火)昨日25日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

2019年11月26日(火)昨日25日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

中国政府がどう動くのか? 今後の懸念材料は残るも、とりあえず香港区議会選挙は民主派が大勝し事なきを得る。米中通商協議の行方は混沌としているが、米中両国は何らかの合意に向けた動きを継続中に、アジア・欧州株に続き米株も上昇傾向を維持。

一方、債券利回りは1.79%台から米国市場に入り一時1.75%台まで軟化。為替相場は大きな変化は見られないが、GBPの上昇と円の下落が特徴と言えそう。結果としてGBPJPYは139.60→140.62と上昇し、円売りの要因の一部を構成。

GBPUSDは、ICM世論調査で保守党と労働党の支持率が縮まりやや軟化するも、上昇傾向を維持。週末の報道では与党保守党が安定多数を確保する見通しや離脱の延期はせずとの報道もGBP買いを後押し。アジア市場の1.2841をボトムに、米国市場に入り一時1.2910台まで上昇し、1.2877まで一時値を下げるも主要通貨の中では上昇傾向が目立つも、相手がGBPだけに慎重にならざるを得ず。

USDJPYは、香港区議会選挙で民主派の勝利にリスクオンの流れに、早朝の108.60台をボトムにアジア・欧州・米国市場と底値を切り上げ、クロスでJPYは弱く108.98まで緩やかに上昇。109円越えの売り圧力は強く大台を達成できずにいるが、引き続き109円台に乗せそれを維持できるかが勝負で、失敗すれば引き続きレンジ相場は変わらず。期待感は上なのだが?

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【ECB関連】
レーンECB専務理事
〇ECBの資産買い入れプログラム(APP)により、ドイツ、フランス、イタリア、スペインの10年債利回りは1%ポイント以上押し下げられているとECBスタッフは予想。
〇量的緩和の縮小には程遠い、見通しが悪化するようならば金融政策は調整できる

ホルツマン・オーストリア中銀総
〇今後数カ月中にECBの政策目標に関する議論が行われ、すべての政策目標が議論の対象へ。
〇ECBの戦略は1月初めから見直しに入り、全ての議論が対象になる。
〇(ホルツマン総裁は、9月に就任しECBにインフレ目標の引き下げを求め、マイナス金利を批判)

【ブレグジット関連】
英調査会社ICM世論調査
〇与党保守党の支持率が低下、42→41%、労働党32→34%と差は7%に縮小。自由民主党13→13%、ブレグジット党5→4%。

ブレア元首相
〇英国は混乱状態にあるとし、実際のところ、国民は、主要2政党のどちらかが今回の選挙で完全勝利するに値するとは考えていない。

仏ルイヴィトン
〇米宝飾品大手ティファニを約162億ドル(1.76兆円)で買収を基本合意。

ポロズ・カナダ中銀総裁
〇中銀は貿易問題による悪影響を軽減する能力には限界があり、金融政策の役割は非常に狭い。
〇融政策は一時的に打撃を和らげることができるが、その後に人々は全員、より低水準の生活をする必要がある。

中国人民銀行
〇経済における下方圧力が増加し、短期的には潜在的リスクや経済の課題を解決すること困難。
〇中国はより大規模な減税を行うだろう
〇シャドウバンキングのリスクを着実に解決してゆく

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2019/11/25

2019年11月25日(月)23:00時ごろの動き

2019年11月25日(月)23:00時ごろの動き

香港区議会選挙は民主派が大勝し、過激なデモも収束し民主的な話し合いの期待が強まるが、はたしてどうなることやら。米中通商協議をめぐり提案強弱発言に揺れる。中国メディアは「第1段階の合意が非常に近い」とポジティブ、米通信網からファーフェイ排除とありネガティブ。

先にトランプ氏は「貿易合意を取りまとめる可能性は非常に高いが、香港の混乱は事情を複雑にしている要因」と発言していたが、香港区議会選挙で民主派が圧勝した影響にどのように変わるのだろうか?

日本株・中国株の上昇に続き欧州株も堅調で、米株先物も上昇、米債利回りも上昇し、10年債は一時1.7895ドルまで上昇後は伸び悩んでいる。BTCUSDは一時6515ドルまで下落後に7200台を一時回復している。

為替相場は、相変わらず大きな変化は見られないが、その中でGBPUSDは小幅高を維持。保守党から「来年1月末までに離脱を実現する」とのマニュフェストが示され、相変わらず総選挙の世論調査では与党保守党が優勢で、一部報道では総選挙で過半数を50議席上回り、安定多数を確保する見通しもあり、早朝から上昇傾向を維持しいているが1.2880台で伸び悩んでいる。

USDJPYは、リスク選好のパターンを意識しているのか、株高+債券利回りの上昇にJPY売りの流れが続き、早朝の108.60台~95まで上昇。小幅な上昇ながらUSDJPY相場の牛歩のごときスローでレンジ相場を抜け出せない動きを見ていると、それでも動いているような錯覚に陥る。基本は109円台に乗せそれを維持できるかが勝負。できなければ引き続きレンジ相場は変わらず。

EURUSDは、予想外に強い独Ifo業況指数にもEURUSDの上昇は見られず一時1.1000台と大台の一歩手前で下げ止まっているが、戻りも限定的で鈍い。

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18:00    GER 11月 Ifo業況(総合)指数=95.0(予想95.0 前回94.6→94.7)、現況指数=97.9(予想97.9 前回97.8)、期待指数=92.1(予想92.5 前回91.5→91.6)

22:30    CAD 9月 卸売売上高=前月比1.0% (予想0.4% 前回-1.2%)

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2019年11月25日(月)14:30時ごろの動き

2019年11月25日(月)14:30時ごろの動き

週明け月曜日。米中通商協議のフェーズ1署名で楽観益な見通しを評価したことや、終末の香港区議会選挙で民主派が断然有利との報道にリスク先行の動きからスタート。

日経平均株価は強さを維持し、香港区議会選挙の結果を受け香港ハンセン指数は上昇し、上海総合も強い。米10年債利回りは上昇からスタートするも徐々に軟化。

為替相場は、USDJPYは先週末からギャップを空けJPY安からスタートし一時108.80台まで上昇し上げ止まる。徐々にJPY売りが続いており底堅い動きに見えるが、109円台を回復し維持できるかが問題。

EURUSDはテーマにならず、大枠1.1015~25の狭いレンジで推移。USDCADは大枠1.3290~00の狭い動きで言うことはなし。

GBPUSDは英選挙に向け、保守党から「来年年1月末までに離脱を実現する」とのマニュフェストが示された。相変わらず総選挙の世論調査では与党保守党が優勢で、それを意識したのか、先週末からギャップを空けGBP高からスタートただし、1.2856で上げ止まり、大枠1.2840~55の狭いレンジ方向感なしだが、底堅くなっている印象が強い。

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英保守党総選挙のマニュフェスト公表(24日)
◎12月中に新離脱協定案の関連法案の審議を再開し、来年年1月末までに離脱を実現する。

トランプ大統領
◎貿易合意を取りまとめる「可能性は非常に高い」が、香港の混乱は「事情を複雑にしている要因」。

香港区議会選挙
◎有権者の約71%に相当する294万人以上が投票
◎香港メディアは、民主派が議席8割超す圧勝。

ペンス米副大統領
予告なしにイラク訪問 クルド自治政府議長と会談

米通信網からファーフェイ排除 
FCC「安保脅威」で既存機器の撤去も提案

民主党
トランプ大統領の弾劾調査は次の段階へ。下院情報委員会は先週、一連の公聴会を終えた。公聴会では、トランプ氏が自らの政治的利益のため、ウクライナ政府に捜査着手を発表するよう圧力をかけつつ、同国への支援金支払いを保留していたとする証言が続いた。トランプ氏は適切な対応だったとの見解を示している。

王毅外相
◎米国は世界で最大の不安定要因とし、米国の政治家は世界中で根拠なく中国を中傷していると批判。

中国外務省
◎王外相は米国が一国主義と保護主義を押し進め、多国間主義や多国間貿易システムを破壊している。米国は既に、世界で最大の不安定要因になっている。

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2019/11/24

今週の為替相場を考える(11月25~29日)

今週の為替相場を考える(11月25~29日)

今週で11月が終わり来週から12月に突入する。米国では感謝祭の時期となり本格的なクリスマス商戦に突入し年末・年始の足音が聞こえてくる。

今週の序盤は24日の香港区議会議員選挙の結果の結果が重要で、それを受け米中がどう動くのだろうか? 直近では米中両首脳が年末を控え12月15日の米国の対中制裁発動を停止・延期すべく歩み寄りの姿勢を示しているが、これにどのような影響を与えるのだろうか?

その結果により、FRBの金融政策→主要国中銀の金融政策に変化が及び→債券・株式相場が変動し為替相場へと、それぞれに影響が波及する可能性が高いため重要になる。

先週の比較的底堅いドル相場、伸び悩む主要国の株価は引き続き高水準を維持し、米債利回りの軟化を示していた先週の相場は、米中通商協議で要人から強弱混在する発言にもやや楽観的な見通しを期待する結果と思われる。

ブレグジットでは、12月12日の英総選挙に向けブレグジット党の動きもあり与党保守党の優位性が報道されている。このまま投票日を迎えれば、保守党が下院の過半数を制し悲願のEU離脱を達成する勢いとの観測が強いが、いつもながら予想外の結果となるリスクは消えず、GBP相場を一方向に傾けることは難しく、レンジ相場の継続期待度が強い。

USDJPY相場の変動リスクは日銀の金融政策より、米中通商協議の結果によりリスクオン・オフの動きで決まることが多くこの景況はCHFもやや見られ、当然ながら株・債券相場の影響も受けやすい。直近のUSDCHFは大幅なCHF安が進行していることを考えれば、USDJPY相場がレンジを抜け出せず予想外に動きが鈍い現状は、機関投資家や実需に起因する可能性もある。ただし、力技で相場を止められることには限度があることも事実でいずれ大きく変化することを期待したい。

以下は当面のイベントで注目材料がずらり。
11月24日の香港区議会選挙の結果を受けた、米中通商協議の行方。
11月28日の感謝祭の休日、29日の感謝祭の翌日の短縮相場から土日へと長期休日入り、そして、クリスマス商戦の始まり
12月3日の豪中銀金融政策
12月4日のカナダ中銀金融政策
12月11日のFOMC
12月12日のECB理事会
12月12日の英総選挙
12月15日の米国の対中制裁発動の有無。


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USDJPY (108.20~109.20)基本はレンジ相場、これを抜けだすまでは大相場はいつもながら期待薄。

米中通商協議の行方が明確になるまでは、関係者の発言や要人発言で上下変動する流れは変わらず。ただし、香港情勢が予想外に悪化しない限り(香港区議会選挙の結果を受けた動きを含む)、緩やかな円安傾向が続く半面、12月15日に米国は対中制裁を実施し米中関係が悪化すれば、大幅な円高になるリスクも消えず。それまではレンジ相場を甘受。



EURUSD (1.1000~1.1100) 下値を試すリスクが残るも基本はレンジ相場

EUR高期待もEURフローの強さに上値は重くブル派の期待は裏切られ、1.1100の大台トライ失敗。11月速報値のユーロ圏のPMIは底堅かったサービス業が予想外に弱く総合は前回・予想に届かず景況感の回復に至らず。ラガルド・バイトマン共にECBの金融政策で「戦略的見直しを近い将来に開始するとあり、乞うご期待。テクニカルではやや弱気へ。



USDCAD (1.3200~1.3350)

1.3330の上限を維持できるか? 19日の豪中銀議事録で「必要であれば、金融政策をさらに緩和する用意」だけが協調され、200日MA=1.3275を上抜けし1.3320台へ一時上昇し、IMMポジションもCADロングが2週連続で減少と、CAD先高期待は後退中。ただし、ポロズ・カナダ中銀総裁は「カナダの現在の金融情勢は適切」とあり12月の利下げ期待が後退して現在至る。米FFレート1.5~1.75%、カナダ政策金利1.75%と金利では米国に並ぶ。

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2019/11/23

今週の主な材料(11月25~29日)


今週の主な材料(112529日)

米中通商協議の落としどころは? 今週木曜日は感謝祭で米国市場は休場となり金曜日は感謝祭の翌日で米国市場の債券・株式市場は短縮取引で市場は早めにクローズする。

極端に言えば今週の米国市場は4連休となると言ってもいいだろう。そして、クリスマス商戦は本格化し、年内のポジションをクローズする動きも活発になり始める時期でもある。

1125日(日)には香港区議会選挙があり、親中国派と反中国派のどちらが勝利するのだろうか?その結果により翌月曜日からリスクオン、リスクオフいずれかの動きに相場が変化する可能性も意識したい。

1212日の英総選挙と1215日の米国の対中制裁関税をめぐる思惑や発言がより活発になり、感謝祭の休日前にトランプ氏は落としどころを決める可能性も高くなる。

さて、今週は月末も近く実需筋の動きや、経済指標の予想外の結果で相場が変動するリスクはいつもながら高い。特に景況感を判断できるデータに反応しやすいことに変わりない。

今週も別表の通り最重な経済指標は少ないが、相場に影響を与えやすい景況感を判断できる指標も多く、目が離せない。

今週の重要な指標は以下の通りで、詳しくは別表を参照。

26日(火)
パウエルFRB議長の発言、
米貿易収支(アドバンス)
ケース・シラー米住宅価格指数
米住宅価格指数
CB消費者信頼感指数
米新築住宅販売件数 

27日(水)
NZ貿易収支
オアNZ中銀総裁記者会見
米耐久財受注
米第3四半期GDP・改定値
米個人所得・個人支出
米シカゴ購買部協会指数
米中古住宅販売保留指数
米ベージュブック

28(木)米国市場は感謝祭で休場
ユーロ圏経済信頼感
CPI

29(金)米国市場は感謝祭翌日で米国市場は短縮取引
GDP
イタリアGDP
ユーロ圏CPI
カナダGDP

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