2020/12/29

2020年12月29日(火)16:30時頃の動き

 2020年12月29日(火)16:30時頃の動き


ご存じの通り、日経平均株価は1990年8月以来となる30年ぶり高値を示現している。歴史的なバブルとバブル崩壊のイメージをどうしてももってしまうが、今回は中銀・政府の直接・間接的な関与を考えると、過去と同じ道を歩むようには見られない。ただし、歴史か繰り返すとあるのも事実。


日経平均株価は2.66%の+714.12円へ上昇、一方の上海総合は小幅安で、アリババやアント問題が尾を引いているように思える。欧州株先物も強く、ダウ先物も0.5%台の上昇となっている。


肝心の為替相場は、ドルは主要通に対して全面安で、前日の追加経済対策法案と歳出法案が成立した流れがドル安に結びつくとの思惑が、株高と合わせ広まっている。前日に一時下げていた米10年債利回りも本日は0.94%台まで再上昇しており、こちらの反応はちょっと気になる。


アジア市場は結果として、ドル売りに傾き、弱かったGBPUSDも上昇し、EURUSDは前日の高値圏となる1.2250近くまで上昇。USDJPYも103.60台まで値を下げているが、いつもながら動きは緩慢でクロスでは円安へと動いている。


米下院は28日に、トランプ大統領が要求した2000ドルの個人向け現金給付に関する法案を275対134の賛成多数で可決した。共和党が多数派を占める上院での可決は不透明な状況とのことで、あまり心配していない。