2017/07/30

最新のIMMポジションから、 2017年7月30日(日曜)


最新のIMMポジションから、 2017年7月30日(日曜)

集計日が7月25日(火曜)の主要7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドル)のネットポジションは、60週間ぶりにショートからロングへ転換してから3週間目に入り、ロングが19,756コントラクト増加、しています。

今回のデータからは、カナダドルのロングの拡大が目立った他は、全体的に大きな変化は見られませんでした。傾向としては、円の一人負けとユーロの一人勝ちの図式は変わっていませんが、円のショートとユーロのロングが減少傾向にあり、ロングへの転換が期待されたポンドは逆にショートが拡大していたことではないでしょうか。

ただし、集計日の翌日26日には、FOMCがあり「具体的な利上げの言及」がなかったことで米金利が低下しドルは全面安となりました。その後もドル安傾向が続いていたこともあり、この数字からネットのロングが拡大している可能性があることを考慮に入れる必要もあります。

ちなみに、集計日7月25日(火曜)と先週末7月28日の終値ベースを比較してみましょう! USDJPY111.872→110.699、EURUSD1.16453→1.17492、GBPUSD1.30245→1,31310、USDCAD1.25049→1.24356、AUDUSD0.79361→0.79864。


【円】-126,919→-121,489(5,430)
5週間ぶりに前週比でネットのショートが減少するも、円は一人負けの流れは変わらず。ただし、集計後の円高でショートは減少の可能性も。

【ユーロ】91,321→90,842(-479)
5週間ぶりに前週比でネットのロングが減少するも、ユーロは一人勝ちの流れは変わらず。ただし、集計後のユーロ高でロングは増加の可能性も。

【ポンド】-16,473→-26,197(-9,724)
3週連続でネットのショートが減少し、ロングへと転換が期待されるも、逆にショートが小幅拡大し転換は先送りへ。ただし、集計後のポンド高で若干の期待感も。

【カナダドル】8,043→26,613(18,570)
17週続いたショートからロングへ転換して2週目。さらにロングが増加し、集計後のカナダドル高でロングがさらに拡大している可能性も。

【豪ドル】51,356→56,374(5,018)
ロングに転換して6週目。ネットのロングは増加傾向が続き、更なる上昇を期待したくなる。

詳しくは、別途データを参照してください。



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