2019/02/03

今週の主な材料(2月4~8日)

今週の主な材料(2月4~8日)

①英国ではEU離脱合意の代替案の採決も終わり、②米国ではパウエルプット全開のFOMCも終わり、③米中ハイレベル通商協議も終わり、米雇用統計も終わり、後はどうなるのか? その後の結果と評価待ちの雰囲気は十分。今週のこの三役の後遺症や新たな材料が主役の座を守り通すことになりそうである。

今週は中国が春節で長期休で不参加の中で、豪中銀金融政策(2/5)、NZ雇用統計(2/7)、BOE金融政策委員会・MPC(2/7)、カナダ雇用統計(2/8)と大きなサプライズは期待できないが、並みの主役としては登場してくる。また、パウエルFRB議長発言(2/7)もいつのながらすでに織り込み度は高いものの注目したい。

豪中銀は、政策金利1.5%の据え置くことは固くサプライズはないと思っている。ただ、いつもながら声明でインフレ見通しや経済成長見通し、リスクに関してどのような発言をするのであろうか? これが相場の変動要因。

NZ雇用統計の予想は、失業率予想4.1%(前回3.9%)、就業者数増減=前期比予想0.3%(前回1.1%)、前年比予想2.6%(前回2.8%)と、失業率が上昇し、雇用者の伸びが減少することが予想されている。四半期ごとの発表で結構ぶれることも多く、午前6時45分と、NY市場の引け間際で薄商いのオセアニア市場での発表だけに、短期投機筋が相場を動かすことは間違いない。

BOE金融政策委員会(MPC)は、政策金利0.75%、資産買い入れ限度額4,350億ポンド、社債買い入れ枠100億ポンドの据え置きを9対ゼロで決定を予想と変化することはないと思っている。ただ、MPC議事要旨発表、四半期インフレレポート発表と、声明文で相場が動くことや、カーニーBOE総裁発言も注意。

カナダ雇用統計は、 失業率の予想5.7%(前回5.6%)、新規雇用者数予想0.50万人(前回0.78万人)と、失業率が上昇し雇用者が減少することが予想されている。いつもは他の米国発の材料に注目度は低いが、今回は他に発表もなく注目したい。


それ以外では、以下も注目したい。
2/4(月)米製造業新規受注
2/5(火)豪貿易収支、ユーロ圏各国の総合・サービス業PMI、米総合・サービス業PMI、米ISM非製造業景況指数
2/6(水)米単位労働コスト、非農業部門労働生産性、米貿易収支、
2/7(木)ECB経済報告、米新規失業保険申請件数、
2/8(金)豪中銀金融政策報告

詳しくは別表を!

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