2019年1月2日の終値と12月31日との変化率
波乱の新年の幕開け!
中国・欧州の景況感は弱く、株価は一時持ち直すも結局は弱く、債券利回りの低下は止まらず。 注目はドルと円。円は全面高!円はクロスで急騰!
詳しくは別表を
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2019/01/03
2019年1月3日(木曜)2日、海外市場の動き(午前6時頃の動き)
2019年1月3日(木曜)2日、海外市場の動き(午前6時頃の動き)
新年入り初日(2日)の相場は、中国と欧州発のPMIは弱く(米国はまずまず)、リスク回避の流れが加速し、株価の下落と債券利回りの低下が続き、中国は台湾との平和統一を主張するも武力行使も排除せず。リスク回避の円高とドル高が進行。
USDJPYは一時108.70台までと2018年5月末の水準へと急落から、米株の反発に一時109.46まで値を戻すも上値は重く109.10台で推移中。ただし、108円台はテクニカルでもサイコロジカルでも重要なポイント。GBPJPYが1.5%超の円高で、主要国通貨(除くCADJPY)で円は1%超上昇している。
EURUSDは、欧州市場序盤の1.1497をと高値に、米国市場で1.1325までほぼ一直線に続落と、12月中旬の水準へ下落中。一方、EURJPYは2018年5月、8月の安値を割り込み、2017年6月の水準へ一気に下落。
GBPUSDは、欧州市場序盤の1.2773を高値に、米国市場では1.2582までほぼ一直線に続落、2018年12月中旬の水準へ一時下落。一方、GBPJPYは2017年4月の水準まで続落中。
欧州株は下げ幅を縮め強弱混在の中、ユーロストックス50は-0.27%と小幅安。ダウは400ドル近くの下げてのスタートから+80ドル近くまで上昇するも続かず、終盤にかけては再びマイナス圏へ。サウジの原油輸出量の減少に44.35→47.78へ一時急伸。
欧州主要国の債券利回りの低下が目立つ中、米10年債利回りは2.64%台(前日2.68%)まで低下し、1年ぶりの安値圏へ。2年債は2.49%台(前日2.488%)で推移し、長短利回り格差は拡大へ。今後6四半期の米短期証券で示唆されるフォワードレートと現物3カ月物の利回りの差を反映する短期フォワードスプレッドが2日、2008年以降で初めてゼロを下回ったと、「向こう数四半期」内の政策緩和およびリセッションを市場が予想していることを示唆するとのFRBエコノミスト・レポートをブルームバーグで紹介。
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10:45 CNY 12月 財新製造業PMI=49.7(予想50.2 前回50.2)→ 予想と前回を下回る。19か月ぶりに分岐点の50を割り込み、31日発表の国家統計局が発表した製造業PMIも50を割り込んでおり、中国経済の失速を裏付ける
17:50 FRN 12月 製造業PMI・改定値=49.7(予想49.7 前回49.7)→ 予想通り
17:55 GER 12月 製造業PMI・改定値=51.5(予想51.5 前回51.8)→ 予想通りながら、速報値から下方修正され、2016年3月以来の低水準
18:00 EUR 12月 製造業PMI・改定値=51.4(予想51.4 前回51.8)→ 予想通りながら、速報値から下方修され、2016年2月以来の低水準
18:30 GBP 12月 製造業PMI=54.2(予想52.5 前回53.1→53.6)→ 予想と前回を上回る。3月のEU離脱前の混乱を意識して製造業の在庫が過去最大に近い増加を記録。
23:45 USD 12月 製造業PMI・改定値=53.8(予想53.9 前回53.9)→ 予想と速報値を下回り、2017年9月以来の低水準
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新年入り初日(2日)の相場は、中国と欧州発のPMIは弱く(米国はまずまず)、リスク回避の流れが加速し、株価の下落と債券利回りの低下が続き、中国は台湾との平和統一を主張するも武力行使も排除せず。リスク回避の円高とドル高が進行。
USDJPYは一時108.70台までと2018年5月末の水準へと急落から、米株の反発に一時109.46まで値を戻すも上値は重く109.10台で推移中。ただし、108円台はテクニカルでもサイコロジカルでも重要なポイント。GBPJPYが1.5%超の円高で、主要国通貨(除くCADJPY)で円は1%超上昇している。
EURUSDは、欧州市場序盤の1.1497をと高値に、米国市場で1.1325までほぼ一直線に続落と、12月中旬の水準へ下落中。一方、EURJPYは2018年5月、8月の安値を割り込み、2017年6月の水準へ一気に下落。
GBPUSDは、欧州市場序盤の1.2773を高値に、米国市場では1.2582までほぼ一直線に続落、2018年12月中旬の水準へ一時下落。一方、GBPJPYは2017年4月の水準まで続落中。
欧州株は下げ幅を縮め強弱混在の中、ユーロストックス50は-0.27%と小幅安。ダウは400ドル近くの下げてのスタートから+80ドル近くまで上昇するも続かず、終盤にかけては再びマイナス圏へ。サウジの原油輸出量の減少に44.35→47.78へ一時急伸。
欧州主要国の債券利回りの低下が目立つ中、米10年債利回りは2.64%台(前日2.68%)まで低下し、1年ぶりの安値圏へ。2年債は2.49%台(前日2.488%)で推移し、長短利回り格差は拡大へ。今後6四半期の米短期証券で示唆されるフォワードレートと現物3カ月物の利回りの差を反映する短期フォワードスプレッドが2日、2008年以降で初めてゼロを下回ったと、「向こう数四半期」内の政策緩和およびリセッションを市場が予想していることを示唆するとのFRBエコノミスト・レポートをブルームバーグで紹介。
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10:45 CNY 12月 財新製造業PMI=49.7(予想50.2 前回50.2)→ 予想と前回を下回る。19か月ぶりに分岐点の50を割り込み、31日発表の国家統計局が発表した製造業PMIも50を割り込んでおり、中国経済の失速を裏付ける
17:50 FRN 12月 製造業PMI・改定値=49.7(予想49.7 前回49.7)→ 予想通り
17:55 GER 12月 製造業PMI・改定値=51.5(予想51.5 前回51.8)→ 予想通りながら、速報値から下方修正され、2016年3月以来の低水準
18:00 EUR 12月 製造業PMI・改定値=51.4(予想51.4 前回51.8)→ 予想通りながら、速報値から下方修され、2016年2月以来の低水準
18:30 GBP 12月 製造業PMI=54.2(予想52.5 前回53.1→53.6)→ 予想と前回を上回る。3月のEU離脱前の混乱を意識して製造業の在庫が過去最大に近い増加を記録。
23:45 USD 12月 製造業PMI・改定値=53.8(予想53.9 前回53.9)→ 予想と速報値を下回り、2017年9月以来の低水準
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2019/01/02
参考資料、USDJPY過去32年間のデータから
2018年も終わり2019年がスタートしている。(参考資料、USDJPY過去32年間のデータから)
USDJPYの1987年からの32年間チャートを見ると、
①20年間の平均線は106.789円にあり、現在の水準は若干の円安、
②10年間は102.006、
③5年間は115.403、
現在の109円台の水準と極端な乖離はなく、USDJPY相場は現在の水準が過去の平均値と考えてもいいだろう。
過去32年間のデータから
①高値は1990年につけた160.35円、
②安値は2011年の75.563円。
③平均変動幅は19.22円で、
④最高が1987年の38.97円、
⑤最低が昨年2018年の9.92円(104.629~114.549)
⑥過去10年間に限定した平均変動幅は14.51円
このように、USDJPYの変動幅は縮小していることがわかる。まあ、その分、取引する通貨を円クロスや新興国通貨へシフトしているのが現状と思われる。
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USDJPYの1987年からの32年間チャートを見ると、
①20年間の平均線は106.789円にあり、現在の水準は若干の円安、
②10年間は102.006、
③5年間は115.403、
現在の109円台の水準と極端な乖離はなく、USDJPY相場は現在の水準が過去の平均値と考えてもいいだろう。
過去32年間のデータから
①高値は1990年につけた160.35円、
②安値は2011年の75.563円。
③平均変動幅は19.22円で、
④最高が1987年の38.97円、
⑤最低が昨年2018年の9.92円(104.629~114.549)
⑥過去10年間に限定した平均変動幅は14.51円
このように、USDJPYの変動幅は縮小していることがわかる。まあ、その分、取引する通貨を円クロスや新興国通貨へシフトしているのが現状と思われる。
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2019/01/01
12月31日の終わり値と前日との変化率
新年あけましておめでとうございます。
どうも週明けで年末の組み合わせの相場はピンとこない。
一目瞭然で、円は全面高! このまま円高がどこまで進むのかを試す動きが予想されるが、例年はこの動きの後追いをすると痛い目がにあうことが多く、利食いも忘れずに。ただし、円安も限定的でこのトレンドはしばらく続き相場な雰囲気も!
驚いたのは、円高はわかるとしてもGBPUSDも上昇しており、EURGBPの利食いのなせる業では?
海外市場の休日は1月1日だけ! クリスマス明けからはすでにこの相場が始まっており2日からは本格的に相場が動くことを覚悟!
詳しくは別表をご覧下さい。
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2019年1月1日(火曜)【謹賀新年】 2018年12月31日(月曜)海外市場の動き(午前6時半ごろ)
2019年1月1日(火曜)2018年12月31日(月曜)海外市場の動き(午前6時半ごろ)
【謹賀新年】 平成の最後の年となる2019年が始まった。過去の経験則から年号が変わると昭和の戦争と繁栄、平成のバブル崩壊と経済の衰退と、歴史的な変化があったような気がしてならない。その新元号は4月1日に公表とのこと。
さて、2018年最後の為替市場は円全面高で終了した。中国発の経済指標が弱く出たが、週末のトランプ大統領から「中国の習近平国家主席と電話で協議し、大きな進展があった」との報道や、香港株は大幅に上昇したことで一時円売りが強まりUSDJPYは110.40台へ上昇するも続かず。
円の弱気ロングの切りを誘いながらも円売りが弱いこともあり、逆に、欧州市場に入ると前日の安値110.10台を割り込み109円台へと続落。 欧米株は上昇するも、米債利回りは低下し、リスク回避の流れは止まらず、円は109円台へと突入し、ロシアがスパイ容疑で米国人を拘束との報道もあり、一時109.60台へと下落。他通貨に対しても円は全面高で取引されている。
IMFは第3四半期外貨準備統計を発表、ドル比率は61.94%(前期62.4%)から低下し、5年ぶりの低水準で、円は4.98%(前期4.86%)から16年ぶりの高水準を記録。ユーロは20.48%(前期20.25%)と2014年第4四半期以来の高水準とのこと。為替相場は必ずしもこの流れに比例するとは限らないが、後追いながらその動きには注目したい。
EURUSDは、イタリアは2019年予算案を下院が可決し2018年ギリギリで成立した。一日を通じて1.1420~65の狭いレンジで特に言うことはない。
GBPUSDは、アジア市場の1.2680をボトムに、欧州市場に入り1.2810台まで大幅上昇、米国市場では1.2814を高値に1.2719まで下落するなど、薄商いの中で上下変動が続き、結局は1.2730~40近辺で落ち着き前日比では大きな変化は見られず。FTSEの上昇と下落以外に特に材料は不明。
AUDUSDは0.7030台~70台のレンジで上下し、元の水準に逆戻りで終了。NZDUSDは0.6700~20の狭いレンジから、米国市場に入り一時0.6690台まで値を上げるも、結局は0.6700近くで推移と前日比では大きな変化は見られず。
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10:00 CNY 12月 総合PMI=52.6(予想 前回52.8)、製造業PMI=49.4(予想50.0 前回50.0)、非製造業PMI=53.8(予想53.2 前回53.4)→ 製造業は2016年2月以来初めて50を割り込む
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習近平国家主席は新年に向けたメッセージで、改革開放40周年の今年、改革への支持を繰り返し約束。米国との貿易戦争には言及せず、2019年は「チャンスと試練」がもたらされるとした。「100年に一度の大きな変化」の中、中国には自力更生が必要だと強調した。中国は景気減速やトランプ米政権との対立激化に直面してきた。世界は、中国が改革と解放を加速する様を目の当たりにし、中国の改革と開放を成し遂げる決意を認識している」とし「われわれの改革のペースが停滞することはなく、門戸は一段と開かれる。
ユンケル欧州委員委員長は、英国の残留を画策せず 速やかに通商協議開始へ。
ユンケル欧州委員委員長は、自動車関税を巡る米欧間の緊張について「トランプ氏が約束を守る限り信頼する。同氏が約束を破れば、私も自身の約束にもはや縛られなくなる
イタリアは2019年予算案を下院が可決し成立。イタリアの赤字の対GDP比を2.4→2.04%に引き下げる。
ロシア連邦保安局(FSB)は31日、スパイ容疑で米国人をモスクワ市内で拘束し、刑事事件として捜査を開始
米国政府が中国からの輸入製品に課している制裁関税について、特例で関税の上乗せ対象から外す「適用除外」が1千件弱で認められた。29日までにUSTRがリストを公表した。日本企業では住友理工や日本精工など数社の申請が含まれた。
民主党幹部は、国境警備費用13億ドルをふくむ予算案を週後半にも提出へ。
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【謹賀新年】 平成の最後の年となる2019年が始まった。過去の経験則から年号が変わると昭和の戦争と繁栄、平成のバブル崩壊と経済の衰退と、歴史的な変化があったような気がしてならない。その新元号は4月1日に公表とのこと。
さて、2018年最後の為替市場は円全面高で終了した。中国発の経済指標が弱く出たが、週末のトランプ大統領から「中国の習近平国家主席と電話で協議し、大きな進展があった」との報道や、香港株は大幅に上昇したことで一時円売りが強まりUSDJPYは110.40台へ上昇するも続かず。
円の弱気ロングの切りを誘いながらも円売りが弱いこともあり、逆に、欧州市場に入ると前日の安値110.10台を割り込み109円台へと続落。 欧米株は上昇するも、米債利回りは低下し、リスク回避の流れは止まらず、円は109円台へと突入し、ロシアがスパイ容疑で米国人を拘束との報道もあり、一時109.60台へと下落。他通貨に対しても円は全面高で取引されている。
IMFは第3四半期外貨準備統計を発表、ドル比率は61.94%(前期62.4%)から低下し、5年ぶりの低水準で、円は4.98%(前期4.86%)から16年ぶりの高水準を記録。ユーロは20.48%(前期20.25%)と2014年第4四半期以来の高水準とのこと。為替相場は必ずしもこの流れに比例するとは限らないが、後追いながらその動きには注目したい。
EURUSDは、イタリアは2019年予算案を下院が可決し2018年ギリギリで成立した。一日を通じて1.1420~65の狭いレンジで特に言うことはない。
GBPUSDは、アジア市場の1.2680をボトムに、欧州市場に入り1.2810台まで大幅上昇、米国市場では1.2814を高値に1.2719まで下落するなど、薄商いの中で上下変動が続き、結局は1.2730~40近辺で落ち着き前日比では大きな変化は見られず。FTSEの上昇と下落以外に特に材料は不明。
AUDUSDは0.7030台~70台のレンジで上下し、元の水準に逆戻りで終了。NZDUSDは0.6700~20の狭いレンジから、米国市場に入り一時0.6690台まで値を上げるも、結局は0.6700近くで推移と前日比では大きな変化は見られず。
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10:00 CNY 12月 総合PMI=52.6(予想 前回52.8)、製造業PMI=49.4(予想50.0 前回50.0)、非製造業PMI=53.8(予想53.2 前回53.4)→ 製造業は2016年2月以来初めて50を割り込む
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習近平国家主席は新年に向けたメッセージで、改革開放40周年の今年、改革への支持を繰り返し約束。米国との貿易戦争には言及せず、2019年は「チャンスと試練」がもたらされるとした。「100年に一度の大きな変化」の中、中国には自力更生が必要だと強調した。中国は景気減速やトランプ米政権との対立激化に直面してきた。世界は、中国が改革と解放を加速する様を目の当たりにし、中国の改革と開放を成し遂げる決意を認識している」とし「われわれの改革のペースが停滞することはなく、門戸は一段と開かれる。
ユンケル欧州委員委員長は、英国の残留を画策せず 速やかに通商協議開始へ。
ユンケル欧州委員委員長は、自動車関税を巡る米欧間の緊張について「トランプ氏が約束を守る限り信頼する。同氏が約束を破れば、私も自身の約束にもはや縛られなくなる
イタリアは2019年予算案を下院が可決し成立。イタリアの赤字の対GDP比を2.4→2.04%に引き下げる。
ロシア連邦保安局(FSB)は31日、スパイ容疑で米国人をモスクワ市内で拘束し、刑事事件として捜査を開始
米国政府が中国からの輸入製品に課している制裁関税について、特例で関税の上乗せ対象から外す「適用除外」が1千件弱で認められた。29日までにUSTRがリストを公表した。日本企業では住友理工や日本精工など数社の申請が含まれた。
民主党幹部は、国境警備費用13億ドルをふくむ予算案を週後半にも提出へ。
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