2019/01/01

2019年1月1日(火曜)【謹賀新年】 2018年12月31日(月曜)海外市場の動き(午前6時半ごろ)

2019年1月1日(火曜)2018年12月31日(月曜)海外市場の動き(午前6時半ごろ)

【謹賀新年】 平成の最後の年となる2019年が始まった。過去の経験則から年号が変わると昭和の戦争と繁栄、平成のバブル崩壊と経済の衰退と、歴史的な変化があったような気がしてならない。その新元号は4月1日に公表とのこと。

さて、2018年最後の為替市場は円全面高で終了した。中国発の経済指標が弱く出たが、週末のトランプ大統領から「中国の習近平国家主席と電話で協議し、大きな進展があった」との報道や、香港株は大幅に上昇したことで一時円売りが強まりUSDJPYは110.40台へ上昇するも続かず。 

円の弱気ロングの切りを誘いながらも円売りが弱いこともあり、逆に、欧州市場に入ると前日の安値110.10台を割り込み109円台へと続落。 欧米株は上昇するも、米債利回りは低下し、リスク回避の流れは止まらず、円は109円台へと突入し、ロシアがスパイ容疑で米国人を拘束との報道もあり、一時109.60台へと下落。他通貨に対しても円は全面高で取引されている。

IMFは第3四半期外貨準備統計を発表、ドル比率は61.94%(前期62.4%)から低下し、5年ぶりの低水準で、円は4.98%(前期4.86%)から16年ぶりの高水準を記録。ユーロは20.48%(前期20.25%)と2014年第4四半期以来の高水準とのこと。為替相場は必ずしもこの流れに比例するとは限らないが、後追いながらその動きには注目したい。

EURUSDは、イタリアは2019年予算案を下院が可決し2018年ギリギリで成立した。一日を通じて1.1420~65の狭いレンジで特に言うことはない。

GBPUSDは、アジア市場の1.2680をボトムに、欧州市場に入り1.2810台まで大幅上昇、米国市場では1.2814を高値に1.2719まで下落するなど、薄商いの中で上下変動が続き、結局は1.2730~40近辺で落ち着き前日比では大きな変化は見られず。FTSEの上昇と下落以外に特に材料は不明。

AUDUSDは0.7030台~70台のレンジで上下し、元の水準に逆戻りで終了。NZDUSDは0.6700~20の狭いレンジから、米国市場に入り一時0.6690台まで値を上げるも、結局は0.6700近くで推移と前日比では大きな変化は見られず。

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10:00    CNY 12月 総合PMI=52.6(予想 前回52.8)、製造業PMI=49.4(予想50.0 前回50.0)、非製造業PMI=53.8(予想53.2 前回53.4)→ 製造業は2016年2月以来初めて50を割り込む

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習近平国家主席は新年に向けたメッセージで、改革開放40周年の今年、改革への支持を繰り返し約束。米国との貿易戦争には言及せず、2019年は「チャンスと試練」がもたらされるとした。「100年に一度の大きな変化」の中、中国には自力更生が必要だと強調した。中国は景気減速やトランプ米政権との対立激化に直面してきた。世界は、中国が改革と解放を加速する様を目の当たりにし、中国の改革と開放を成し遂げる決意を認識している」とし「われわれの改革のペースが停滞することはなく、門戸は一段と開かれる。

ユンケル欧州委員委員長は、英国の残留を画策せず 速やかに通商協議開始へ。

ユンケル欧州委員委員長は、自動車関税を巡る米欧間の緊張について「トランプ氏が約束を守る限り信頼する。同氏が約束を破れば、私も自身の約束にもはや縛られなくなる

イタリアは2019年予算案を下院が可決し成立。イタリアの赤字の対GDP比を2.4→2.04%に引き下げる。

ロシア連邦保安局(FSB)は31日、スパイ容疑で米国人をモスクワ市内で拘束し、刑事事件として捜査を開始

米国政府が中国からの輸入製品に課している制裁関税について、特例で関税の上乗せ対象から外す「適用除外」が1千件弱で認められた。29日までにUSTRがリストを公表した。日本企業では住友理工や日本精工など数社の申請が含まれた。

民主党幹部は、国境警備費用13億ドルをふくむ予算案を週後半にも提出へ。

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