2019/01/09

2019年1月9日(水)欧州・米国市場序盤の動き


201919日(水)欧州・米国市場序盤の動き

カナダ中銀とFOMC議事録を注視! 相変わらず注目は、米中通商協議の詳細発表の内容と、15日のメイ首相の離脱協定の採決。どうなるのか?

一日延長された米中通商協議は終わり、近く協議の詳細を発表する。米農務省のマッキニー次官は、「うまくいったと思う」とコメント。観測報道も強弱混在。米株は上昇からスタートし、米10年債利回り一時の上昇から前日とほぼ同水準の2.73%で推移。

ブレグジットに関しては、英国のリディントン内閣府担当相は、①15日の採決が否決された場合、英政府がEUと新たな離脱案を交渉できると考えるのは妄想。代替案がなければ、基本姿勢は合意なしでの離脱になる。

英議会は8日、EUから合意なしで離脱する場合に政府の権限を制限する修正法案を303-296の賛成多数で可決。これにより、合意なき離脱へのハードルが高まった。

EU残留派が結成した団体「国民の投票」は、国民投票の再実現に向けた工程表を示す。メイ首相の離脱協定案の採決が行われ、否決された場合、英政府は21日以内に代替案を示す必要があるが、同団体は、この代替案を修正して国民投票の実施を呼かけることを提案。

USDJPYは、欧州市場で108.8000のレンジで推移するも、米国市場に入り、80を割り込み、早朝の安値108.67も割り込み一時108.40台まで続落。

GBPUSDは、欧州市場の序盤には、一時1.2770台まで上昇するも、逆に1.2710台へ下落。堅調な株価に円ショートが積みあがっており、その巻き戻しに見えるも、予想外に底堅く1.2790台へ上昇中。