2019/01/22

2019年1月22日(月)21日 海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

2019年1月22日(月)21日 海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

米国市場はキング牧師誕生日で休場の3連休で市場全体の動きは当然ながら緩慢。

①中国発のGDPは予想通り弱くサプライズもなく、②英国のEU離脱代替案もほぼほぼ予想通りで動けず29日の審議採決待ち、③IMFの世界経済見通しの下方修正も後付けで当然で新鮮味もない。今日からのダボス会議で相場が動くことを期待したいがそれも多くは望めず。

USDJPYは、アジア市場で付けた109.47(仲値直後~109.76(オープン直後)のレンジを抜け出せず、ほぼ109.50~70のレンジで推移、特に言うこともない。方向性は米中通商協議の行方次第。

EURUSDは、アジア市場の1.1360→欧州序盤の1.1391→北米市場の1.1357と小幅な変化で動けず。市場ではユーロ安先安予想が目立つがどうなることやら。

GBPUSDは、欧州市場の1.2830をボトムに、メイ首相のEU離脱代替案の発表は新鮮味がなく、直後に1.2860台→1.2846まで若干値を下げるも逆に1.2910台へ上昇。結局は1.2830~10のレンジで上昇気味。打たれ強いとしか言いようがない。

AUDUSDは中国GDPの発表を受け0.7150→強い鉱工業生産と小売売上高の影響なのか? それとも「予想で売って、事実で買う」の流れなのか0.7180まで一時急伸。欧州・北米市場に入ると徐々に上値が切り下がり0.7140まで下落から0.7160まで値を戻し結局は先週末の終値とほぼ変わらず。AUD高期待感は強いのだが現実はフォローせず。

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【欧州】
独連銀月報は、第4四半期の成長は控えめなペース、自動車生産はすぐに力強さを取り戻すはず

メイ英首相は、より柔軟な姿勢で臨み、労働者の権利保障を巡る野党・労働党の要求を実行し、アイルランド国境の管理強化に対する懸念緩和策を見出す、「2回目の国民投票の支持者は少なく、離脱延期の可能性は少ない、合意なきEU離脱の可能性は排除せず」。閣外協力している北アイルランドの民主統一党(DUP)とバックストップについて協議する。

メイ英首相は、議会にEU離脱代替案を提示するも当初案から大きな変化は見られず。「将来の通商協定を巡る交渉で議会の発言権をさらに高める」、「EUとも協議し具体策を詰める方針、「アイルランドの国境問題への対応策の修正を検討」、具体的な修正内容は見られず、29日の議会採決待ち。

【アジア・その他】
世界経済見通しを発表2019年、2020年の世界経済の成長見通しを英国の合意なきEU離脱、中国経済の減速に下方修正。通商問題などのリスクに、世界の成長率リスク、下振れ方向に傾斜。2019年の世界経済の成長率予想は3.7→3.5%と3年ぶりの低成長で、2020年は3.5→3.6%へ。日本→1.1%、米国2.5→2.5%、中国6.2→6.2%、ユーロ圏1.9→1.6%、ドイツ1.9→1.3%、新興国4.7→4.5%

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