2019/01/31

2019年1月31日(木)アジア・欧州市場序盤の動き。

2019年1月31日(木)アジア・欧州市場序盤の動き。

予想よりハト派のFOMC嵐の翌日のアジア市場は、日本株高の中で主要通貨はドル安傾向を維持。日本時間明日午前5時半のトランプ・劉鶴両氏の会談とその結果待ち。

ハト派FOMC後の株安の流れに、日経平均株価は+216.95(+1.06%)と上昇傾向を維持するも、ダウ先物は伸び悩み気味。中国株は米中ハイレベル通商協議の開催の結果待ちと、強い中国非製造業PMIと弱い製造業PMIに強弱混在。ただし、米10年債利回りは2.67%台、2年債は2.5%台と下げ圧力を継続中。

ブルームバーグ報道では、ホワイトハウスは中国の技術移転や知的財産権に関する慣行、米国産品の購入拡大の公約といった中核的問題の進展に関する声明を協議終了時に公表するとある。

さて、為替相場は、USDJPY米中ハイレベル通商協議の結果と、結果受けた日米通商協議の開始思惑も加わり、月末相場で実需以外の動きは鈍く市場のセンチメントは混在し、108.70~07のレンジで大相場の後としては動きが鈍い。ただし、テクニカルには円ブルを継続中。

EURUSDは、昨日NY市場の高値1.1501を上回り1.1509まで小幅ながら上昇し1.1500台を維持していることの意義は大きい。いつまで維持できるか? この後は仏CPI、独雇用統計、ユーロ圏失業率、ユーロ圏GDPと経済指標の発表が続く。

GBPUSDは、英議会下院が、EUとの離脱合意案についてメイ首相にEUとの再交渉を求める提案を可決したが、EU側は再交渉を拒否している段階で、極端にGBP買いもできにくい。結局は前日NY市場の高値1.3145とFOMC直前の水準1.3160台を超えられず、1.3137を高値に1.3107~1.3137のレンジで推移。野党労働党のコービン党首とメイ首相との会談は日本時間1日午前零時に予定。

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