2019/01/11

2019年1月11日(金)10日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

2019年1月11日(金)10日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

為替相場は通貨間で動きが異なる。CHFが1%近く大幅下落、JPY、EUR、GBP、CADも対ドルで弱く、AUDは小幅高で昨日まで買い選好のNZDも強さは見られず。

米株は小売株が弱く下落からスタートするもダウは前日比100ドル近くへ上昇中、WTIは51.37ドルの安値から終盤にかけて52.70台と前日水準なで値を戻す。注目の米10年債利回りは、一時の下げから徐々に上昇し2.73%台で推移し2年債も上昇に転じる。

USDJPYは、アジア・欧州市場序盤の107.80割れをボトムに、強い米新規失業保険申請件数に上値を試すも抜けきれず107.90~20台で推移。米国市場に入り、下落からスタートした米株が上昇へ転じ、米債利回りが上昇に転じるとると107.30台へ入り、パウエル発言後には108.40台へ入り、終盤にかけて米株高と債券利回りの上昇が続き高値圏で推移。ただし、108.50のポイントは抜けきれず。

USDCHFは、アジア市場の0.9716をボトムに、欧州・米国市場と続伸し7日の水準となる0.9840台まで上昇中で、要因や材料は不明ながら、リスク回避の巻き戻しでショートカバーなのか?

EURUSDは、アジア市場の1.1570を高値に1.1500のポイントを割り込み、ストップを巻き込み1.1480台まで一時下落し1.1500近辺で推移。ECB理事会の議事要旨では、「2019年の成長見通しを下方修正したこと自体がユーロ圏経済へのリスクの高まりを認めたことになるとの認識で一致」とありハト派ながら、「下方修正後の見通しに対するリスクはおおむね均衡」とあり直後は一時EUR買も見られたが続かず。ただし、9日の1.1500の壁を上回ったスタート地点の1.1470~80まで前戻しに至らず、引き続き強さを維持。

トランプ大統領は「22日からのダボス会議を欠席」一部政府機関の閉鎖が当面続く可能性と非常事態宣言の可能性大も。

パウエルFRB議長発言、「インフレは2%近辺を予想」、「主要な懸念は世界経済で、中国経済を注視」、年内2回のドットチャートの中央値について、「利上げ計画は存在しない、見通しが非常に好調だった場合の話だが、可能性はある」→直後は上下変動するもトレンドは出ず。

エバンズ・シカゴ連銀総裁「利上げを待つことは可能」。バーキン・リッチモンド連銀総裁「今年は成長持続するもペースは幾分鈍化」、「成長率のトレンドは約1.9%」、「今年に入り懸念の声を多く聞き、成長継続の疑問も多い」。ブラード・セントルイス連銀総裁「FRBの政策はインフレ期待から過度にタカ派で、利上げを中止すべき」、

米中通商協議、米中からは「技術の強制移転や知的財産などの構造問題で進展がみられた」とあるも、具体的な詳細は見られず。米中共にどのような要求を出したかや、米国が3月2日の期限までに追加関税を発動する計画を取り下げることに合意したのか、といった質問には回答を避けている。

ブレグジット、15日の議会採決は否定される可能性大ですでに相場に織り込み済み、次の一手は? 内閣不信任案、国民投票の再開、3月29日のブレグジットの延期?

強い米雇用、週間新規失業保険申請件数=21.6万件(予想22.5万件 前回23.1→23.3万件)

仮想通貨が急落(現時点で、BTCUSD-9%台、ETHUSD-14%台)→ 急落の直接的な理由は不明ながら、ビルロワ仏中銀総裁が「ビットコインは非常に投機的な資産で通貨ではない」とのコメントがあった。また、下げが始まる1時間前に約4万単位のイーサが交換業者に移されたとのブルームバーグ報道も。

興味深い!! ロシア中銀の2018年第2四半期の外貨準備報告書では、「外貨準備比率を変更し、ドル(1010億ドル)からユーロ(440億ドル)、人民元(440億ドル)、円(210億ドル)へ移行」、外貨準備の比率では「人民元10%→15%に引き上げた」→ IMFデータでは、世界の中銀が保有する人民元の1/4がロシアを占める。

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22:30    CAD 11月 新築住宅価格指数=前月比0.0%(予想0.0% 前回0.0%)、前年比0.0%(予想 前回0.1%)

22:30    CAD 11月 住宅建設許可件数=前月比2.6%(予想-0.5% 前回-0.2→-0.4%)、

22:30    USD 週間新規失業保険申請件数=21.6万件(予想22.5万件 前回23.1→23.3万件)→ 予想外に改善へ

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