2019/01/26

2019年1月26日(土)25日、海外市場の動き(午前6時頃の動き)

2019年1月26日(土)25日、海外市場の動き(午前6時頃の動き)

FOMCは緩和ぎみ政策を検討との報道、トランプ氏の盟友がロシア疑惑で逮捕。そして、ついにトランプ氏は暫定ながら政府機関の一部解除を決断。ブレグジットではDUPが条件付きながらメイ首相の離脱合意案「プランB」を支持することを非公式に決定との報道。

為替相場はドルが全面安。株価は上昇傾向を維持、債券利回りは上昇とリスク選好のパターン。GBPUSD+AUDUSD+NZDUSDは1%超、EURUSD+USDCADも1%弱のドル安。USDJPYは小幅な円高でJPYは他の主要通貨にたいして全面安。


USDJPYは、結果円高で110.00の壁を超えることはできず、欧州市場の109.95を高値に、NY市場の終盤では109.47まで下落と結局はポイントの50を割り込みながらアジア市場序盤の109.52を割り込む水準まで逆戻り。オプションがらみの円買いが多いとの事前観測も強かったが、FOMCのハト派観測の影響も強く受け、さらに米中通商協議を30日、31日に控えた不透明性を意識した動きへ。

EURUSDは、独IFOは弱く、コンテイタリア首相の独・仏痛烈批判の中、なぜかドル売りをリードしているような展開となっている。アジア市場の1.1300をボトムに、前日のドラギ発言と米中通商協議のハト派・タカ派発言に翻弄され上下変動した流れの週末の調整色も強い。ただ、FOMCのハト派観測の影響と米政府機関の一部閉鎖解除の影響も強く米国市場にはいると前日の高値1.1390台を上抜け1.1418までと16日以来、久々の1.14台を回復している。

GBPUSDは、アジア市場から、ザ・サン報道で、DUPはメイ首相のEU離脱協定案について、アイルランドとの国境問題を巡るバックストップに明確な期限を設けるのであればメイ首相の「プランB」を支持することを非公式に決定との報道が材料視されており、1.3050台をボトムに欧州市場に入ってそれが復活。英国とEUのポジティブ報道もあり底堅く推移。米国市場に入りFOMCのハト派観測、米政府機関の一部閉鎖解除の動きに終盤にかけて1.3216までと昨年10月16日の高値水準まで続伸中。

◎共和党ロビイストでトランプ大統領の盟友、ロジャー・ストーン氏はロシア疑惑でFBIに逮捕。
◎WSJ紙は、「FRBは次回のFOMCでバランスシート縮小を予定より早期終了し、大規模な国債保有の維持を検討する」
◎トランプ大統領は、日本時間03:30時に米政府機関閉鎖で声明を発表し、事前の報道通り、「政府機関一部閉鎖の解除に向けて、2月15日まで3週間のつなぎ予算案で議会と合意」、ただし、争点となっていた57億ドルのメキシコ国境の壁建設費用は含まれず。ただし、トランプ大統領は、「議会が納得のいく案を提示できなければ、政府機関は2月15日に再び閉鎖となる。もしくは大統領権限を行使し、国家非常事態を宣言する」と言明
◎マコネル共和党上院院内総部は、トランプ大統領と議会指導部は、2月15日まで暫定予算で合意とし、同日中に上院を通過する可能性を示した。

◎英首相報道官、英政府は、EU側とさらなる離脱協議をする準備は整っていない。
◎DUP(北アイルランドの民主統一党)のドッズ副首相は、EU離脱の合意に達したいが、バックストップ案が問題。
◎ザ・サン報道で、DUPはメイ首相のEU離脱協定案について、アイルランドとの国境問題を巡るバックストップに明確な期限を設けるのであればメイ首相の「プランB」を支持することを非公式に決定。
◎リードサム英下院議長は、EUはブレグジットの準備のために、数週間は第50条を延長するのは確か。バックストップ問題が解決できれば、DUPは首相の提案を承諾するだろう。
◎コンテイタリア首相は、フランスとドイツが自国の国益を追求している一方で、口先だけは欧州寄りの表現をしていると非難。ドイツとフランスが「それぞれの国益のみを考えている」と指摘。

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GER 1月 Ifo企業景況感指数=99.1(予想100.6 前回101.0)、現況指数=104.3 前回104.7→104.9、期待指数=94.2 前回97.3

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