2019/01/16

2019年1月6日(水)アジア・欧州市場序盤の動き

2019年1月6日(水)アジア・欧州市場序盤の動き

英国のEU離脱協定の議会採決で、歴史的敗北の「NO」に終わったニュースは巷に溢れ気味。将来の不安をかき消すことはできないが、市場は最悪事態を回避するとの期待感にGBPは上昇傾向を維持。

日経平均株価は-112.54(-0.55%)と小幅安で終わり、前日上昇した原油価格は続伸し、米10年債利回りは大きな変化は見られず。

USDJPYは、早朝の108.70台を高値に、ブレグジット・リスク回避の円買いや、弱い日本株もあり弱いながらもリスク回避の円買いが復活。ただし、108.30台をボトムに底値も固く、結局は108.30台~70台のレンジ相場を継続中。

EURUSDは、先日のリセッションを回避するも5年ぶりの弱い独成長率や、ハト派のドラギECB総裁発言の売り材料にも、GBPUSDが1.28台半ばで予想外に動きは鈍く、EURGBPも動けず、独CPIも予想通りで動けず。結局は1.1390台~10台の狭いレンジに終始。ただし、1.1500を割り込んでからの売り圧力が続き反発力も弱いのが気になる。1.1500を上回ると流れが変わるのだか!

GBPUSDは、前日NY市場での1.2660台から1.2890近くまでの急騰劇はひとまずお休みで、アジア市場は1.2820台~70台のレンジで上下。GBPJPYなどGBPクロスも急騰後の売り圧力は予想外に弱く、今後の英国発の材料待ちで、GBPブル派の市場参加者が期待している1.3000の大台の達成はあるのか?

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10:30    CNY 12月 住宅価格指数=前月比9.7%(予想 前回9.3%)

13:30    JPY 11月 第3次産業活動指数=前月比-0.3%(予想-0.5% 前回1.9→2.2%)

16:00    GER 12月 消費者物価指・改定値=前月比0.1%(予想0.1% 前回0.1%)、前年比1.7%(予想1.7% 前回1.7%)、HICP・改定値=前月比0.3%(予想0.3% 前回0.3%)、前年比1.7%(予想1.7% 前回1.7%)

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