2019/01/11

2019年1月11日(金)アジア・欧州市場序盤の動き

2019年1月11日(金)アジア・欧州市場序盤の動き

早朝にクラリダFRB副議長は「逆風では金融政策を調整するよう準備を整えるべき」とパウエル議長に続きハト派発言に米債利回りは軟化気味。

ムニューシン米財務長官は「中国の劉鶴副首相が1月中に通商協議で訪米する可能性が高い」と発言。人民元は上昇し対ドルで3日連騰し、週間では2005年以来の大幅な上昇になる可能性と言われている。米金利の低下と米株の上昇の流れへ。

為替相場は、主要国通貨でドル売りの流れが進むも、小幅は変動にとどまり、NZDUSDが0.6%近くの上昇と上げ幅が目立っている。

USDJPYは、日本株高の中でも一時108.24まで下落、結局は大枠で108.25~45のレンジで動きは見られず。

EURUSDは1.1500の大台の攻防を注目したが、早朝の1.1490台をボトムに1.1530台まで値を戻しており、1.1600の高値から反落はしているが、パウエルプットで急騰したスタート地点の1.1470台を上回り引き続き上昇力を残している。

GBPUSDは、大枠1.2740~70のレンジで動けず。15日のEU離脱案の議会投票で否定されるリスクが高く、国民投票の再開やメイ首相の不信任案の提出、3月29日の離脱延期の可能性など何が起きるか不明。結局はアンタッチャブルと思っているが、予想外に底堅いことには驚き。市場はすでに悪材料を織り込んでいるのか?

日経平均株価は+0.97%と小幅上昇、中国株も上海総合が+0.74%上昇するなど株価は堅調に推移。中国副首相が1月中に通商協議で訪米する可能性が高いとの米財務長官の発言に、米中通商協議が第2段階へ進むのではとの期待感が強く、USDCNYは3日連続して下落。

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