2019/01/03

2019年1月3日(木曜)2日、海外市場の動き(午前6時頃の動き)

2019年1月3日(木曜)2日、海外市場の動き(午前6時頃の動き)

新年入り初日(2日)の相場は、中国と欧州発のPMIは弱く(米国はまずまず)、リスク回避の流れが加速し、株価の下落と債券利回りの低下が続き、中国は台湾との平和統一を主張するも武力行使も排除せず。リスク回避の円高とドル高が進行。

USDJPYは一時108.70台までと2018年5月末の水準へと急落から、米株の反発に一時109.46まで値を戻すも上値は重く109.10台で推移中。ただし、108円台はテクニカルでもサイコロジカルでも重要なポイント。GBPJPYが1.5%超の円高で、主要国通貨(除くCADJPY)で円は1%超上昇している。

EURUSDは、欧州市場序盤の1.1497をと高値に、米国市場で1.1325までほぼ一直線に続落と、12月中旬の水準へ下落中。一方、EURJPYは2018年5月、8月の安値を割り込み、2017年6月の水準へ一気に下落。

GBPUSDは、欧州市場序盤の1.2773を高値に、米国市場では1.2582までほぼ一直線に続落、2018年12月中旬の水準へ一時下落。一方、GBPJPYは2017年4月の水準まで続落中。

欧州株は下げ幅を縮め強弱混在の中、ユーロストックス50は-0.27%と小幅安。ダウは400ドル近くの下げてのスタートから+80ドル近くまで上昇するも続かず、終盤にかけては再びマイナス圏へ。サウジの原油輸出量の減少に44.35→47.78へ一時急伸。

欧州主要国の債券利回りの低下が目立つ中、米10年債利回りは2.64%台(前日2.68%)まで低下し、1年ぶりの安値圏へ。2年債は2.49%台(前日2.488%)で推移し、長短利回り格差は拡大へ。今後6四半期の米短期証券で示唆されるフォワードレートと現物3カ月物の利回りの差を反映する短期フォワードスプレッドが2日、2008年以降で初めてゼロを下回ったと、「向こう数四半期」内の政策緩和およびリセッションを市場が予想していることを示唆するとのFRBエコノミスト・レポートをブルームバーグで紹介。

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10:45    CNY 12月 財新製造業PMI=49.7(予想50.2 前回50.2)→ 予想と前回を下回る。19か月ぶりに分岐点の50を割り込み、31日発表の国家統計局が発表した製造業PMIも50を割り込んでおり、中国経済の失速を裏付ける

17:50    FRN 12月 製造業PMI・改定値=49.7(予想49.7 前回49.7)→ 予想通り

17:55    GER 12月 製造業PMI・改定値=51.5(予想51.5 前回51.8)→ 予想通りながら、速報値から下方修正され、2016年3月以来の低水準

18:00    EUR 12月 製造業PMI・改定値=51.4(予想51.4 前回51.8)→ 予想通りながら、速報値から下方修され、2016年2月以来の低水準

18:30    GBP 12月 製造業PMI=54.2(予想52.5 前回53.1→53.6)→ 予想と前回を上回る。3月のEU離脱前の混乱を意識して製造業の在庫が過去最大に近い増加を記録。

23:45    USD 12月 製造業PMI・改定値=53.8(予想53.9 前回53.9)→ 予想と速報値を下回り、2017年9月以来の低水準

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