2019/01/12

2019年1月11日(金)欧州・米国市場序盤の動き

2019111日(金)欧州・米国市場序盤の動き

米株は反落して始まり弱く、米債利回りは低下、原油価格も下落し、アジア・欧州市場のドル売りから変化しドルは全面高。流れはリスク回避ながらJPYは対ドルでは弱く、他の主要通貨で上昇している。

注目の米CPIは前年比1.9%(予想1.9% 前回2.2%)と前回を下回るも予想通りで市場の反応は鈍い。

GBPUSDは、赤字が拡大した英貿易収支、弱い英鉱工業生産と製造業生産に一時1.2710まで下落。パウエル・プットの急伸日から続く1.2700をボトムとした流れを割り込めず下げ止まる。複数の関係者は「329日のEU離脱日は先延ばしされる見込み」との報道に、1.2850まで急伸するも、報道官は「英政府の方針としてEU離脱の延期はしないと真逆の発言。この報道に1.2780台まで下落。その後は1.27801.2840のレンジで推移。

USDJPYは、アジア・欧州市場を通じて大枠で108.2545の狭いレンジで推移した。米国市場に入り、米株安と債券利回りの低下を受け108.40の上値が重くなり、米CPIを受け一時108.15まで下落。ドル全面高の中で、USDJPYは前日の高値108.52を上回り、ストップの買いに108.60まで上昇。米株と米債利回りの低下は止まらず、108.35近辺となっている。

EURUSDは、アジア市場の1.1490台をボトムに底値を切り上げ、欧州市場では一時1.1540まで続伸し1.151540のレンジで推移。米株(ダウ)は一時200ドル近くの下げからスタートし、米10年債は下落する中、要因は不明ながら、1.1530近辺から一時1.1460近くまで下落。