2019/01/23

2019年1月23日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2019年1月23日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

日本株の回復と伴に、USDJPYは一時109.80まで値を戻すも、米司法省はカナダ側にファーウェイCFOの身柄引き渡しを要請など、米中通商協議をめぐる不透明感はぬぐい切れず、110円に向けて積極的に買い上げるには材料不足。

昨日のFT紙報道した「米国と中国の閣僚協議に向けて中国側が準備会合のための代表団の訪米を提案したものの、トランプ米政権が拒否した」との報道だった。ただ、クドロー米国家経済会議(NEC)委員長が否定はするも、「協議の成功に絶対重要なのは実行だ」と指摘した。また、「これらすべてが月末には解決されているだろうか。私には分からないし、あえて予想しようとも思わない」との言葉もなぜか気になる。

日経平均株価は一時180円近い下げから回復し前日比-29.19(-0.14%)で終了。上海総合は前日とほぼ変わらず、米10年債も大きな変化は見られず。

注目の日銀は金融政策決定会合は金融政策の据え置きを予想通り決定、また、展望リポートでは、消費者物価指数(コアCPI)前年比の見通しをすべて下方修正へ。

黒田日銀総裁は、世界経済が大きく減速する可能性は高くない、世界経済見通しが大きく下方修正される可能性は薄いとは言うも相場の変化は見られず。

EURUSDは、欧州市場に入り1.1350台まで値を戻すも、前日のNY市場のレンジ内での動きの世襲で変わらず。EURGBPの売りの影響も強く受けている。

GBPUSDは、逆に前日の高値1.2975を上抜け1.2985まで続伸中で、再び1.3000を再度トライ中。調整幅も少なく上昇傾向を維持している。