2019/01/14

2019年1月14日8日(月)アジア・欧州市場の前半の動き

2019年1月14日(月)アジア・欧州市場の前半の動き

東京市場が成人の日で休場の月曜日。中国貿易黒字は予想を下回り、輸出入共に前月比で減少、USDJPYは108.00の大台を維持はしているが中国経済の鈍化傾向にリスク回避の円買いが目立っている。

GBPUSDは、英国のEU離脱案では、週末には15日の議会審議を前にしてメイ英首相は議員に支持を呼び掛けるも、否定される見通しが強くなっている。仮に、「NO」となった場合だが、英野党労働党のコービン党首は、議会採決で敗れた場合は数日内に不信任投票を求める用意があることを発表。

一方、英ガーディアン紙は英政府が3月29日の離脱期日を7月まで延期して離脱案の修正をはかり批准に持ち込むとの匿名による関係者の話を報じている。いずれにしても、離脱時期の延長はGBPにとってプラス材料となりやすいが、15日の結果と蓋を開けるまでは結論を急げず。

それと、気になるのはギリシャで、連立パートナーだった独立ギリシャ人党の党首、カメノス国防相は13日、隣国マケドニアの国名変更に関する二国間合意に反対し、連立政権から離脱。連立崩壊を受けギリシャ議会は暫定的に信任投票を16日に行う計画を決めた。ただ、この報道を受けてもEURUSDの売りは限定的ながら、先週末の安値を割り込み、一時1.1451まで値を下げている。