2019/01/17

2019年1月17日(木)アジア・欧州市場の動き

2019年1月17日(木)アジア・欧州市場の動き

メイ内閣の不信任案は予想と期待通り否決。結果を受けたGBPUSDは1.2860台~90台と小幅な動きで、引き続き流動的ながらメイ首相の今後の動きを期待したい。

為替相場は、市場変動の材料はアジアでは中国経済、欧州では英国のブレグジットの動きと、米国では米中通商協定と米政府機関の一部閉鎖の継続と、ある程度テーマは固まってきている。

USDJPYは、今までのレンジ上限を上抜け、テクニカルにも円ベアムードが強まってはいるが、日本株も弱く、109円台から円を売る実需筋や投機筋も少なく、早朝の109.10台を高値に109円台では売り圧力が続いている。一方、前日まで上値が重かった108.70~80台では押し目買も見られ、結局は108.83~109.12のレンジ相場となった。

EURUSDは、前日の弱い欧州経済とハト派のドラギ総裁発言から1.1400台を維持することはできず、一時1.1379まで下落している。

GBPUSDは、1.2864~1.2890と、メイ首相のEU離脱合意案の否決、メイ首相の内閣不信任案否決と大きな決定が下された後の、動きは1.28台をボトムに底堅く、アジア市場だけを見ると小幅な動きに終始。次の一手は、2回目の国民投票なのか? EU離脱の取りやめなのか? 離脱時期の先送りなのか? いずれにしても市場の判断は最悪期を脱しと味方より、ひとまず落ち着きを取り戻したことによるGBPのショートカバーが主役に思えてならない。次の一手待ち!

原油価格は52.36を高値に一時51.80まで小幅下落。日経平均株価は米株高の流れに前日比で上昇した始まるの伸び悩み、結局は-66.65(-0.33%)と小幅安で終了。中国株は強含みで上海総合は一時下落するとも前日比プラス圏を回復、米10年債利回りは2.713%と小幅低下。