2019/06/19

2019年6月19日(水)欧州・米国市場の動き


2019619日(水)欧州・米国市場の動き

FOMCを直前に取引を手控える動きも。、欧州株は強さが見られず、米株は小幅上昇、米債利回りは上昇傾向を維持。原油価格は低下。

GBPUSDは、弱い英CPIに欧州市場の序盤につけた、1.2543をボトムに続伸、米国市場に入り一時1.2625近くまで上昇。引き続き1.2500をボトムに上値が切り下がる動きを継続。

USDCADは、アジア・欧州市場を通じ1.336582のレンジで、カナダCPIが加速すると1.3337まで続落。

USDJPYは、株価+債券利回りを見ながら、アジア欧州市場では108.2462のレンジで推移し、FOMC待ちのムード満点。

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17:00     EUR 4月 経常収支=季調済210億ユーロ(予想232 前回247→250億ユーロ)、季調前192億ユーロ(予想106 前回350→351億ユーロ)

17:30     GBP 5月 消費者物価指数(HICP)=前月比0.3%(予想0.3% 前回0.6%)、前年比2.0%(予想2.0% 前回2.1%)、コア前年比1.7%(予想1.7% 前回1.8%)、小売物価指数(RPI)前月比0.3%(予想0.2% 前回1.1%)、前年比3.0%(予想2.9% 前回3.0%)、RPIX(除く住宅ローン利払い)前年比3.0%(予想2.9% 前回3.0%) ほぼ予想通りながら前回から低下へ、20171月以来の低い伸び率で、早期の利上げ懸念がやや薄らぐ。

17:30     GBP 5月 卸売物価指数=仕入前年比1.3%(予想0.7% 前回3.8→4.5%)、出荷前年比1.8%(予想1.7% 前回2.1%)、コア前年比2.0%(予想2.0% 前回2.2%)

18:00   EUR 4月 建設支出=前月比-0.8%(予想 前回-0.3→0.4%)、前年比3.9%(予想 前回6.3→5.8%)

18:00     EUR ユンケル欧州委員長発言(Sintra ECBフォーラム)

21:30     CAD 5月 消費者物価指数=前月比0.4%(予想0.1% 前回0.4%)、前年比2.4%(予想2.1% 前回2.0%)、コア共通CPI前年比=1.8%(予想1.8% 前回1.8%)、コア中央値前年比=2.1%(予想1.9% 前回1.9%)、コアトリム前年比2.3%(予想2.1% 前回2.0%) 予想を上回る

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トランプ大統領
FOMCの政策判断次第ではパウエルFRB議長の降格を検討する可能性があることを示唆。

トランプ大統領
◎大統領選への再出馬を正式表明。

中国外務省
G20サミットの米中首脳会談について、両首脳が協議したいことをすべて議論する

デギンドスECB副総裁
◎下方リスク顕在化なら行動を起こす。
◎量的緩和(QE)を含め、フォワードガイダンス、貸出条件付き長期資金供給オペ(TLTRO)、償還を迎える債券の再投資など、ECBが利用できる政策手段は多岐にわたる。

イラク南東部バスラにある外国籍の石油会社オフィスにロケット砲が複数打ちこまれ、2名が負傷。


浅川財務官
◎日本の緩和措置はデフレ対策と理解、日本の金融政策は通貨安誘導ではないと理解されている。
◎リーマン後の各国の緩和策、結果的に為替に影響与えた。
◎通商と為替政策を混同すべきでないというのが日本のスタンス。

日本の生保は静観スタンス
◎日本生命では「一時的には、さらに円高が進む可能性もある」が、100120円のレンジ予想の変更を判断せず。
◎第一生命は、米国は2020年後半にリセッション入りの可能性を見込む。金融政策が予防的な支えをすることでリスクは大きく後退した。110円を中心に105115がコアレンジと予想。
◎かんぽ生命運用企画部は、年始の安値104円がポイントと考える。
◎住友生命は、従来にくらべ円高バイアスが強まった。100120円の下方での対空時間が多くなりそう。
◎安田生命、100115円、期末は110円を予想。

国連の調査責任者の調査報告書
◎サウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子の関与を示す「信ぴょう性のある証拠」が見つかったと表明。