2019/04/05

2019年4月5日(金)欧州市前半と米国市場序盤の動き

2019年4月5日(金)欧州市前半と米国市場序盤の動き

トランプ大統領と中国副首相との会談は、取り決めを「急ぐ中国」と、4~6週間必要と「焦らす米国」。

米雇用統計では、非農業部門雇用者数は予想を上回り前月も上方修正するも、平均時給は予想外に弱く、直後の反応は、米債利回りは上昇から低下し、売り買いが交錯し上下変動後は、通貨間で動きは異なる。

カナダの雇用統計は、失業率は横ばい、新規雇用者数も予想を下回り、直後の反応は米雇用統計と同時刻での発表だけに、ドルの売買の影響と弱いカナダ雇用統計を受けたCAD買も混在し、USDCADは1.3380台→1.3350台~1.3400台で上下変動しながらも、ドル買いがやや優勢。

原油価格は62.50台へ上昇、欧州株は上昇から低下へ、ダウは小幅高からスタートし、米債利回りは上昇から低下へと変化。

USDJPYは、米雇用統計の強弱混在する内容の結果を受け、111.68→111.54→111.82まで上下変動するも、米株が予想外に強く、米債利回りが低下した流れに円売りの流れも固まらず、111.63~75のレンジ推移。

GBPUSDは欧州市場で上昇しピークを付けた後は、タイムリミット10日のEUは臨時首脳会議までで、ブレグジットを巡る不透明感はぬぐい切れず続落。米雇用統計を受けさらにGBP売りが強まる。

NZDUSDは、アジア市場の0.6764、欧州市場の0.6765をピークに、0.6735まで下落。欧州発の材料は特に見当たらず、0.6735~50の狭いレンジから、米雇用統計を受けた上下変動の波に飲み込まれず、0.6720台をボトムに下げ止まっている。

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15:00    GER 2月 鉱工業生産=前月比0.7%(予想0.5% 前回-0.8%)、前年比-0.4%(予想-1.4% 前回-3.3→-2.7%)→ 予想を上回る

21:30    CAD 3月 雇用統計:失業率=5.8%(予想5.8% 前回5.8%)、新規雇用者数=-0.72万人(予想-1万人 前回5.59万人)、フルタイム=予想 前回5.59万人、パートタイム=予想 前回-1.16万人、労働参加率=65.7%(予想65.7% 前回65.8%)

21:30    USD 3月 雇用統計:失業率=3.8%(予想3.8% 前回3.8%)、非農業部門雇用者数=19.6万人(予想17.8万人 2月2.0→3.3万人、1月30.4→31.2万人) 労働参加率=63.0%(予想62.9% 前回63.2%)、時間当たり賃金=27.7(予想 前回27.66ドル)、平均時給=前月比0.1%(予想0.3% 前回0.4%)、平均時給=前年比3.2%(予想3.4% 前回3.4%)、平均週間労働時間=34.5(予想34.5 前回34.4)

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