2019/04/14

今週の主な材料(4月15~19日)

今週の主な材料(4月15~19日)

ブレグジット、米中通商協議と市場の不安定要因に変化も。とりあえずブレグジットは10月末まで半年間の猶予を与えられ、2度目の国民投票、解散総選挙、ブレグジットの再々延長などの選択肢を残しながらも、とりあえずハードブレグジットのリスクは回避。次いで米中通商協議は、米国は中国に為替操作の防止策を認めさせ、近くなんらかの合意に迫る可能性を示唆している。

今週15日~16日は日米貿易協議の初会合があり、ワシントンで茂木経済再生相とライトハイザーUSTR代表が会談する。米国が幅広いFTAを求めていることに対して日本はTAG(物品貿易協定)に限定しており、どうなることやら。また、為替条項や、通商拡大法232条に基づく自動車関税はどうなるのであろうか?

今週18日(木)は米債市場が時短となり、19日(金)はグッドフライデーで米国を含め多くのアジア・オセアニア・欧州主要市場は休場。翌22日(月)は米国市場がフルに活動するも、欧州の主要国はイースターマンデーで連休となり、その前にはポジション調整やリスク回避による相場変動の可能性も高まる。

さて、今週は今後の相場に強い影響を与えるような最重要となる経済指標や金融政策の発表は少ない。その中で、中国発ではGDPを含め経済指標が発表される。最近相場を動かすことが多いユーロ圏各国のPMIや、米国のPMIも注目したい。また、NZ、ユーロ圏、英国、カナダ、日本の消費者物価指数や、英国、豪州の雇用統計、米貿易収支も注目したい。

詳しくは別表を見ていただきたいが、その中で特に相場の影響が高いと思われる発表を上げてみたい。

4/15(月)
米NY連銀製造業景気指数

4/16(火)
豪中銀議事要旨
英雇用統計
独ZEW景況感調査
米鉱工業生産
米NAHB住宅市場指数

4/17(水)
NZ CPI
日本通関ベース貿易統計
中国GDP、小売売上高、鉱工業生産
英CPI
ユーロ圏CPI
米貿易収支
カナダCPI
米ベージュブック

4/18(木)
豪雇用統計
ユーロ圏各国のPMI・速報値
英小売売上高
米小売売上高
米新規失業保険申請件数
米フィラデルフィア連銀製造業景気指数
米PMI・速報値
米企業在庫
米景気先行指標総合指数

4/19(金)グッドフライデーで米国を含め多くのアジア・欧州主要市場は休場
日本CPI
米住宅着工・許可件数
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