2015/10/16

2015年10月16日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

2015年10月16日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

アジア・欧州市場と堅調な株価も、米国市場では伸び悩み、為替相場は、新興国通貨を含め、全体としては週末のポジション調整色が濃く表れている。

USDJPYは、前日から約1円上昇の水準で安定推移し、下値達成感があるのか、戻りが重いのか、金曜日の調整色の強い相場状況では判断できず。

EURUSDは、前日のノボトニー・オーストリア中銀総裁の追加緩和の可能性示唆発言の影響が続き、クロスではEUR売りは継続。ただし、1.1300~50をレンジをボトムに買いも強く、クーレECB専務理事の「ECBへの過度の期待を危惧」発言に上昇し、1.13~1.15のレンジへ。

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米鉱工業生産=前月比-0.2%(予想-0.3% 前回-0.4→-0.1%)、設備稼働率= 77.5%(予想77.4% 前回77.6→77.8%)→ 共に予想を若干上回る。

米ミシガン大学消費者信頼感・速報値=92.1(予想88.5 前回87.2)→ 予想を上回るも動きは鈍い。

米JOLT労働調査=537.0(予想562.5 前回575.3万件)→ 予想を下回る

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トルコ軍=シリア国境付近で未確認飛行物体を撃破→ USDTRY急進。

クーレECB専務理事=ECBへの過度の期待を危惧している→ EURUSDの買いが弱まる

BOEフォーブス政策委員(早期利上げ推進派)=中国やその他の新興国の景気減速により英利上げが阻まれることはない。英金利は割合早い時期に引き上げられる。

米GEの第3四半期決算、利益が予想上回る。

黒田日銀総裁=輸出・生産面に新興国経済の減速の影響がみられる。企業・家計の両部門において所得から支出への前向きの循環メカニズムが働くもとで、緩やかな回復を続けている。企業部門では積極的な設備投資スタンスが維持されている。