2017/02/14

2017年2月14日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年2月14日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

イエレンFRB議長の議会証言待ちながら、突然のフリン米大統領補佐官の辞任報道に弱含むドルは弱含みで推移し、欧州・英国発の経済指標に、EURUSDは上下に揺れ、GBPUSDはCPIは強いが予想を下回り前日の安値を割り込み下落へ。

AUDUSD+USDCADではコモディテーや原油高の影響もあるのかドル売りの流れが目立ち、USDJPYは113.25~60のレンジで動けず。

欧州株の動きは鈍く、ダウ先物は小幅安で推移。米金利は高止まりで10年債利回りは2.44%近くを維持。原油価格(WTI)は53.30台へ上昇。

USDJPYは、日米首脳会談後の114円台の上値の重さが気になるが、積極的に113円割れを目指して売る動きも見られず。昨日の米国市場では株高にもかかわらず、USDJPYは上値が重く逆に、日本の株安に下落したことで、先週NY市場の終値の113円を意識したくなる。

この水準を割り込むとにわかUSDJPYロングの切りも出やすい水準でもあるが、最近のUSDJPY相場を見ると、112円台買い、114円台売りに集約されており、112円台を積極的に売ることも考えにくい。より広く見ても111円台買い、115円台売りの流れが続いていることがわかる。

いずれにしても、午前零時からのイエレンFRB議長の議会証言を待たなければ、方向性は見られない。ただ、気になるのは、多くは年内の2度、次回6月の利上げを織り込んでおり、イエレン議長がそれを確認した段階で、どの方向に動くのは予断を許さず。

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ユーロ圏発の経済指標は強弱混在するも、弱い数字が目立つ。
独GDP前年比は1.5→1.2%で弱く、イタリアGDP前年比1.0→1.1%と小幅上昇、ユーロ圏GDP前年比1.8→1.7%と弱く、ギリシャGDP前年比1.8→0.3%と大幅低下。

独CPI前年比1.9%で変わらず。ユーロ圏鉱工業生産の前月比は予想通りながら1.5→-1.6%へと2012年9月来の下落率へ。独ZEWは期待指数と現況指数共に前回と予想を下回る。

英CPI前年比は予想通りながら0.5→-0.5%へ低下、前年比は1.6→1.8%へ、小売物価指数の前年比2.5→2.6%へ上昇するも、市場の反応はポンド売りへ。

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