2018/09/21

2018年9月21日(金)欧州・米国市場序盤の動き

2018年9月21日(金)欧州・米国市場序盤の動き

欧州株は強く、米株と米債利回りは上昇からスタートし伸び悩みぎみ。為替相場は週末の金曜日でポジション調整色も強くポンド売りがリードするドル買いで、ドル円を除き主要通貨でドル高傾向が強まっている。

欧州市場ではブレグジット絡みの発言、特にBBC放送の「メイ英首相はEU離脱で進路を変えない」と述べたとの報道に1.3200~50を割り込み下落。メイ英首相の注目の声明で「英国とEUは袋小路に陥っている、EU離脱は悪い合意ならしないほうがましだ」と、「合意なき離脱」の可能性にGBPUSDの売り圧力が続き、1.3100の大台を割り込みドル買いをリードする存在に。

USDJPYは今までの流れの逆で、「主要通貨安=クロスでの円買い=USDJPYの売り」の動きでGBPUSDの下落に連動する形で、アジア市場の終盤につけた112.87をピークにUSDJPYの上値が重くなっている。

ユーロ圏の各種PMIが予想外に弱く、特にユーロ製造業PMIは2年ぶりの低水準で、GBPUSDの売りに連動してEURUSDも続落気味。カナダのCPIは予想通りながら前回よりは低下気味。カナダ小売売上高は除く自動車が予想外に強く出るも直後のカナダドル買いから売りへと変化。