2018/09/23

今週の主な材料(9月24~28日)

今週の主な材料(9月24~28日)

今週は日米通商協議・日米首脳会談でサプライズはないのか? FOMCは期待通り利上げし12月の利上げや来年の利上げ期待がどのように変化するのか? 英保守党・労働党の党大会で合意なきハードブレグジットの可能性がどのように変化するのか? 月末期限までが期限と言われている米カナダNAFTA通商協議で結論を出すことができるのか? 各国中銀の要人発言など注意すべき材料は豊富。

国連総会に合わせ、23日にトランプ・安部両首脳が会食し、24日に日米通商協議の第2回が再開し、25日にはトランプ・安部両首脳の演説が、26日には本丸となる日米首脳会談が予定されている。トランプ大統領の口から何が飛び出すか予想できにくいだけに今週の相場変動の要因として注意が必要。

26日(水)(日本時間27日午前3時)、FOMCはFF金利を0.25%引き上げて、1.75~2.0%→2.00~2.2%になることはほぼ間違いないと思われており、CMEのFedWatch Toolではその確率は93.8%となっている。今回は、パウエル議長の記者会見とドットチャートとフォワードガイダンスが相場変動の要因となりやすく、12月の追加利上げの可能性も78.4%とさらなる利上げを織り込んだ動きで、来年の利上げ回数とターゲットがより注目されている。

英労働党大会(24~26日)では2回目の国民投票を支持する可能性についての動きは? 英保守党大会(30~10月3日)を前にして、英政府当局者の間ではメイ英首相が党大会を乗り切るのを後押しするとの期待があったが、EU首脳から首相案に対して否定的な評価が相次ぎ、その希望は無くなってしまっている。

9月末期限のNAFTA再交渉では、米国の貿易関連法でメキシコの現政権が退く11月末日までに3か国協定を結ぶためには10月1日までに協定文書を公表する必要があり、9月30日(日)までに合意する必要があるといわれている。ハセット米経済諮問委員会(CEA)委員長は先週末に「NAFTA再交渉はカナダ抜きの協定で合意する可能性が極めて大きい」と発言しており、カナダドル相場にとっては非常に重要。


それ以外での以下も重要です。

24日(月)ドラギECB総裁発言、
27日(木)NZ中銀の金融政策(1.75%の据え置き予想)、独CPI、米耐久財受注、ドラギECB総裁発言、カーニBOE総裁発言、パウエルFRB議長発言、
28日(金)中国財新製造業PMI、独雇用統計、英GP、ユーロ圏CPI、米個人所得・個人支出、カナダGDP、米シカゴ購買部協会指数、米ミシガン大学消費者信頼感指数


詳細は別表をご覧ください

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