7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドル)の合計ネットショートポジションは、前週の-55,294→-43,177へと減少、引き続き2014年5月13日の週からスタートして通貨ショートポジションを維持するも、年初の-255,728コントラクトからも減少傾向は止まらず、歴史的な通貨ロングへと転換するのか、今後数週間の動きが注目されます。
前週と比較すると通貨は2極かされています。円ロングは減少し、ユーロは予想外にショートが拡大し、豪ドルはロングが減少するも、ポンド・ショートの減少幅は大きく、他の通貨もショートは減少し、スイスとNZドルはロングへと転換し、結果とてみると通貨のショートは減少を続け、ドルの信認が低下し続けていることが推測できます。
今回の集計日はFOMC直前で、FOMC後のからドルは全面安となったことを考えれば、通貨合計でもロングへの転換は近いと思われます。IMMポジションの動向からも、ドル買いのセンチメントは続く中で、ポジションだけを考えると通貨高の流れが続いていたことになります。
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Long Short Netポジション 増減
円 79,426 33,937 45,489 -18,844
ユーロ 90,353 167,908 -77,555 -5,648
ポンド 62,876 76,495 -13,619 35,386
スイス 22,619 17,357 5,262 5,391
カナダ 31,584 48,410 -16,826 8,955
豪ドル 61,544 48,762 12,782 -16,413
NZドル 20,524 19,234 1,290 3,290
合計 -43,177 12,117
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