2016/03/04

2016年3月4日(金曜)昨日3日、海外市場の動き

2016年3月4日(金曜)昨日3日、海外市場の動き

為替市場は、ドル全面安!

終盤にかけてダウ平均はプラス圏へ、逆に米金利は小幅低下へ。WTIは上下変動しEIA発表後に一時急進するもクローズでは前日比ほぼ変わらず。為替相場はドル全面安。

米経済指標は全体的に弱い。
①米単位労働コストは3.3%と予想4.3%から予想外に低下、
②米新規失業保険申請件数は27.8万件と予想27.0万件より悪化
③米総合PMIは50.0と前回50.1より低下、サービス業は49.7と予想49.8より低下、
④米ISM非製造業景況指数は53.4と予想53.0より拡大するも、前回53.5より低下し雇用と支払価格は低下、
⑤米製造業新規受注は1.6%と予想2.0%下回るが前回-2.9%からは拡大へ。

為替市場は、原油価格と株価の安定もあり、欧州市場の序盤からリスク選好型の動きで、EURUSD+AUDUSD+NZDUSDとドル全面安の展開からスタートし、弱い米経済指標が続き、米国市場に入ってもドル売りの流れは止まらず。

USDJPYは、独落。クロスで円売りが続き113.70~80円をボトムに下げ止まっていたが、弱い米経済指標が続き割り込み、原油価格の急進を契機に113.30円まで続落、戻りも113.60台で上値が重くなるが、112~115円のレンジ内の動きを継続。

EURUSDは、続伸。欧州市場の序盤からEURGBPの買いにEUR買いからスタート。ECBの追加緩和を織り込み、英国民投票でEU離脱を阻止する発言や動きも見られた。弱い米経済指標も続き、欧米市場を通じ1.0970台まで上昇しようやく上げ止まる。1.100の大台をクリアできるかを注目。

GBPUSDは、続伸。EURGBPの買いに上昇のタイミングは遅くなったが、弱い米経済指標が続くと1.4100をクリアし上昇がスタート。原油価格の上昇に一時1.4190近くまで上昇し、終盤にかけても高値圏を維持し、1.4200を超えることができるか注目。

AUDUSD+NZDUSDは、続伸。欧州市場の序盤から上昇がスタート。アジア市場の弱い中国経済指標にも売りは限定的で底堅く推移。株価と原油価格の安定にリスク選好に変化したのか、EURとGBPの上昇と流れは同じく、ドル売りが強まる。原油価格と連動し高値をつけ、原油価格の低下にもかかわらず高値圏で推移。


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ショイブレ独財務相=英国がEUを離脱すれば、欧州の安定性と競争力は低下の恐れ。

カプラン・ダラス連銀総裁=年内のリセッションはない。米国の消費はかなり好調に推移。年初から金融情勢がひっ迫し利上げに関して忍耐強くあるべき。


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