2016/03/23
2016年3月23日(水曜) 昨日22日、海外市場の動き
2016年3月23日(水曜) 昨日22日、海外市場の動き
ブリュッセルの空港と地下鉄での同時爆発攻撃に、ユーロとポンドは急落し、一時円高が加速。(後に円売りへと変化)
ユーロ売りは落ち着くも、同時爆発攻撃が影響+英世論調査でEU離脱支持者が反対派を上回り、ポンド売りの流れは止まらず。
午前1時近辺から、米株は低下するも、米金利は上昇し(強いリッチモンド連銀製造業指数+エバンズ・シカゴ連銀総裁のタカ派発言も影響か?)、円売りが加速。
テロ攻撃で買われた円は逆に売りへと変化しUSDJPYは112.50円近くでようやく上げ止まる。
原油価格(WTI)は41ドル台半ばで落ち着く、NYダウは終盤にかけて小幅低下し-0.23%安、米10年債利回りは終盤にかけ1.94%(前日1.916%)へ上昇、
USDJPYは、ブリュッセル同時爆発攻撃の報道に、円はクロスで全面高。その影響にUSDJPYも112.10円台→111.30円台まで急落。暫くは111.55~80の狭いレンジで推移していたが、GBPJPYを除きクロスで円売りが強まり、米金利の上昇にともない112.49円まで上昇し、ようやく上げ止まる。
EURUSDは、ユーロ圏発の経済指標はまずまずの結果に安定して推移していたが、ブリュッセル同時爆発攻撃の報道に、1.1250→1.1180台まで急落。一時1.1238まで値を戻すも、下げのスタート地点を超えらず上値の重い展開が続く。
GBPUSDは、ブリュッセル同時爆発攻撃の報道に急落、クロスでもポンドは全面安へ。英CPI、PPI、公共部門純借入所要額の発表後は、一時1.4260近辺で下げ止まるも、6月23日のEU離脱を問う国民投票で離脱支持者が増加、売りの流れは止まらず、1.4190まで値を下げてようやく下げ止まる。
AUDUSD+NZDUSD+USDCADは、円クロスで売りから買いへと変化した影響もあり、底堅く推移へ。
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英国ICM世論調査=英国のEU離脱支持者が43%、反対41%を上回る。
エバンズ・シカゴ連銀総裁=年内に2度の利上げを想定。インフレ率は1.75%に加速するとの見方を示し、2%に近付いているとの一段の証拠を確認したい。
エバンズ・シカゴ連銀総裁=前週のFOMCでインフレ率が2%に上昇していることに自信を深めるまで利上げは待つとの姿勢を示したことは適切。
前回利上げを行なった前年12月時点と比べて3月は見通しに対するリスクが増大しているとFRBは判断したため利上げを見送った。FRBは現在様子見姿勢。
ルー米財務長官=中国の市場原理に基づいた経済への移行は一筋縄ではいかない、移行は世界的な経済成長の将来の道筋に影響を及ぼす。