2020年1月6日（月）14:30頃の動き
米・イランの緊張にリスクオンの流れは変わらず。ただし、大事に至らないとの意見も多く現実は流動的。
原油価格と金価格の上昇は止まらず、WTIは一時64.72ドルまで上昇し、金価格も1590.90ドルまで上昇と2013年来の高値へ。。
日経平均株価は一時500ドル超の下げとなるも、上海総合は金融緩和＋15日の米中通商協議の第1弾署名期待もあり小幅上昇へ。米債利回りは軟調で、10年債は一時1.7586％まで、2年債も一時1.5086％まで低下と、下げ幅は弱まっているが低下傾向は止まらず。
為替相場は、リスク回避の流れが続く中でも予想外に動きは鈍く、イランと米国の出方待ちで中東の地政学的リスクを見極めたいムードが満点。
USDJPYは107.77をボトムに108.10台まで値を戻し108円台で推移と、株安の中でも大きな変化は見られず。資源価格の急騰の中でもAUD＋NZDは小幅安で、EUR＋GBP＋CHF＋CADが小幅高で推移。
USDJPYは、予想外にJPY高にならない現状がやや気になるが、108.27、108.50の高値を上回るまでは、積極的なJPY売りも難しい。107円台の買い圧力も強いことは感じられるが、押し目買いに徹しているようで、上値を追って買おうとする動きも見られない。
USDCADは、中東の地政学的リスクの影響は受けず、原油価格の急騰の恩恵を受けながら、買い先行の流れは変わらず。
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10:45 CNY 12月 Caixin 総合PMI＝52.6（予想 前回53.2）、サービス業PMI＝52.5（予想53.2 前回53.5）
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〇イラン政府
イラン政府は正式にトランプ米大統領の首を取ってきたものには、8000万ドルの報奨金を差し出すことを発表。
〇イラク議会
①米軍の国内駐留を終わらせるよう求めた
②イラクのアブドルマハディ首相は５日、ソレイマニ司令官殺害を受けて招集された臨時議会で演説。「イラクと米国の間では信頼感が揺らいでいる」とし、イラク政府の許可なしに国内で外国軍が行動を起こすことはあってはならないと
シーア派の怒り（日経新聞）
①約40年前のイスラム革命時と見まがう光景だった。イラクの首都バグダッドで殺害されたソレイマニ司令官のひつぎが到着したイラン南西部の都市アフワズは、その死を悼む人々で埋まった。
〇イランを後ろ盾とするイスラム教シーア派武装組織、ヒズボラを率いるナスララ師
①対立は「新たな段階」に入ったとし、ソレイマニ司令官の死の代償として、域内における米軍の駐留を終わらせるべきだと述べた。
〇トランプ大統領
①イランが何かすれば大規模な報復に出ると警告。イランとの緊張が一段と深刻化した場合、米国はイランの文化遺産を攻撃対象とすることも辞さない
②イラン革命防衛隊精鋭部隊のガセム・ソレイマニ司令官を殺害するに至った経緯の詳細を公表することも検討。
③イラク政府が共同利用する空軍基地の建設費用を米国に返済しない限り、米軍が撤退することはないと言明。
④米軍がイラクから撤退することになった場合、「非常に友好的に」行われなければ米国は対イラン制裁を上回るような制裁をイラクに科す考えを示した。「敵意があり、われわれが不適切とみなす行動を起こせば、イラクに対して非常に大きな制裁を科すつもりだ」
〇ジョンソン首相
①トランプ米大統領とフランスのマクロン大統領、ドイツのメルケル首相と話した後、「ソレイマニ司令官は全てのわれわれの利益を脅かし、地域の不安定化をもたらす破壊的な行動パターンの責任がある。われわれは彼の死を嘆き悲しまない」との声明を発表
②われわれは緊張緩和の促進に向けあらゆる方面と緊密に連絡を取っている。平和と安定を支えるため、他の首脳やイラクの友人らとも話すつもりだ」と説明した。英議会は７日に最新情勢について説明を受ける予定だ。
〇黒田日銀総裁
①海外経済のリスクを点検し、注意深く適切な政策運営に努める
②イランを巡る緊張の高まりなど、海外経済に警戒が必要
〇バーナンキ元FRB議長
①FRBには歴史的な低金利下でも、資産買い入れ、市場とのコミュニケーションを通じて、リセッションに対抗する手段が豊富にある
〇ウィリアムズNY連銀総裁
①世界的な低金利は続く、中銀はインフレ目標へのコミットメントを新たにすることに
②米インフレ率が目標を下回る状況続けば、インフレ期待は引き続き下向きトレンドに
③ＦＲＢがインフレ期待を維持しインフレ目標達成するよう望む
〇中国国務院
①３日、製造業の新たな振興策を発表した。製造業者が支払う電力・通信料金の引き下げなどが盛り込まれている。
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