2016/05/10

2016年5月10日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年5月10日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

麻生財務相のリップサービス、本当に信じていいのであろうか?

ともかく、ドル=円の連動性は薄れドル高=円安へと変化。日本株は上昇し円安相場が強まり、ドル円は109円台へと、引き続きドル高の流れを継続。

原油価格(WTI)は43ドル台へと小幅上昇、ダウ平均株価は上昇からスタートし、米10年債利回りも上昇へ。

USDJPYは、今日の麻生財務相の介入示唆発言は別に目新しい意見ではなく、昨日を含め過去何度も同じような口先介入を実施している。ただ、市場参加者の反応は、108.50~75円を超えたことや、株高=円売りの連動性は強く円売りへと動き現在に至っている。

105円台のボトム(現時点で)から109円台まで上昇しているが、109.50円は大きなポイントがあり、簡単に上抜けできるポイントに思えない。

EURUSDは、1.1350~1.1400の狭いレンジに入り、緩やかに値を下げている。独経済は上向き、ギリシャ問題・英国民投票等の下落リスクは残り、積極的なユーロ買いも難しそう。

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英シンクタンクの国立経済研究所(NIESR)=6月23日の英国民投票でEU離脱ともなればポンドは20%減価し、インフレ圧力が急速に強まる。

浜田内閣官房参与=日本経済はうまくいっており、アベノミクス理論は機能している。日銀は現行の金融緩和策をしばらく継続すべき。

浜田内閣官房参与=最近、米国のエコノミストやオフィシャルから、日本の為替介入について多くの懸念を聞いているが、ドル円が90円前半になれば金融政策をまっているわけにゆかず、介入しないといけない。

浜田内閣官房参与=来年4月の消費税率10%への引き上げは慎重に考えたい。