2016/05/21

2016年5月21日(土曜)昨日、20日海外市場の動き

2016年5月21日(土曜)昨日、20日海外市場の動き

主要国通貨でドル買いの流れが弱まり、ドル円110円台を維持するも高値から下落、ポンドは独歩安。 

世界的に株価は上昇、原油価格は47.75ドルと弱含みで推移。米金利は小幅低下。

23:00時の米中古住宅販売件数は予想外に強く、6月の利上げ観測が強まるとの投機的なドル買いが加速、主要通貨ではドル買いのピークをむかえる。カナダCPI+小売売上高は強弱混在で大きな変動は見られず。

しかし、ポンドだけは1.4550を割り込んでから続落、6月の英国民投票で残留支持拡大をテーマとしてポンドショートカバー=ポンドロングポジションの巻き戻しが、EURJPY+EURGBP+EURAUDなどのクロスで続き、独歩安。

円相場は、他の主要国通貨がレンジ相場入りする中で、唯一円売りの流れを継続。23:00時の強い米中古住宅販売(+オプションカット)時をピークに110.50台を維持するも、02:30時頃から変化。「日銀が出口対策で初めて4500億円の引当金を積む」との報道も週末の円ショートの巻き戻しを誘発した可能性が高く、110.00円台まで下落へ。

カナダドルは、原油価格の下落や強い米経済指標に下落、USDCADは1.3160台まで上昇するも、原油価格の続落傾向にも関わらず、1.3110近辺まで下落、カナダドル買いとなる。カナダのCPIは予想通りながら、コア前年比予想外強い。

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仙台G7=英国のEU離脱が最大のリスク、世界経済のリスクは中国を含めやや後退。

麻生財務相(議長)=「為替市場において過度の変動や無秩序な動きは経済に悪影響を与え、為替レートの安定は極めて重要」と発言→ 通貨の競争的な切り下げの回避についてコミット。

麻生財務相(議長)=最近の為替の水準や動きについて意見交換はなかった。

米財務省高官=足元の円相場の動きは秩序立っているとの認識。G20の合意に基づき、為替相場の動きが無秩序でない限り介入すべきではない。為替相場の動きが無秩序でない限り介入すべきではない。


日経新聞=日銀は将来の金融緩和の出口で保有国債に損失が生じる事態に備え、2015年度に初めて4500億円程度の引当金を積む。

ユーロ圏3月経常収支(季調後)は、273億ユーロと2月192ユーロから拡大。

ノボトニー・オーストリア中銀総裁=原油価格の上昇に、ユーロ圏のインフレ率は上昇へ。ECBの政策に影響を及ぼす可能性。

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