2016/05/03

2016年5月3日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年5月3日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

東京市場は不在の中、円高+株安は、欧州市場に入り若干ながら反転。ドル売りからドル買いへと変化へ。

予想外の利下げで豪ドル売りの流れは止まらず、NZドルも連れ安。

欧州株は弱く、米株は売りからスタート。WTIは44ドル半ばの安定推移から、44ドル近くへと下落へ。USDCADは続伸しカナダドル売りが目立つ。

アジア・欧州市場の序盤で上昇のGBPUSDは、弱い製造業PMIを境に下落へ。主要通貨ではGBP売りがリードしたドルの買いへと変化。

USDJPYは、105.55円近辺をボトムに下げ止まり105.50円のポイントを死守し106円台を回復するも、円はクロスでは円高へと動く。弱い株価の影響もあり相場の反転は考えにくい。

EURUSDは、1.1600の壁を超え1.1610台まで上昇するも、1.1600台は利食い売りや実需ベースの売りは厚く、GBPUSDが売りへと変化しドル買いの流れ―をリード。スペインの不安定な政局にも、1.1550近くまで値を下げるも底堅さは変わらず。

GBPUSDは、アジア市場動かず、欧州序盤は1.4770近くへと上昇、英製造業PMIが弱く売りへと変化1.4620へ下落。

AUDUSD+NZDUSDは、先の豪CPIのマイナスや、豪中銀の予想外の利下げによる売りの流れは消えず、共に続落へ。

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スペイン・フェリペ国王=総選挙を6月26日に再び実施すると宣言。

欧州委員会成長見通し(前回2月)=ユーロ圏GDP前年比、2016年1.7→1.6%、2017年1.9→1.8%、CPI前年比、2016年0.5→0.2%、2017年1.4%。

米エネルギー情報局(EIA)=2月のガソリン消費としては米国で過去最高。2月のガソリン需要は日量920万バレルで、前年同月比で55万6000バレル増加し、1978年5月以来の大幅増加。

ロックハート・アトランタ連銀総裁=6月のFOMCに関しては決定せず、経済指標を監視している。市場は6月FOMCでの利上げに関し過小評価している可能性があり、利上げは現実的な選択肢。

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