2016/05/30

2016年5月30日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年5月30日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

消費増税先送りほぼ確定に、『株高=円安』へ

英米市場が祭日で休場の月曜日、週末に報道された『安倍首相、消費増税を2年半先送りを示唆』に、早朝から円売りが強まり、ドル円は111円台へと上昇し、他の主要通貨でも円売りが続く。

日経平均株価は17,068.02円で、+233.18(+1.3%)の上昇へ。WTIは49ドル台を確りと維持、

消費増税の延期については、先に5月30日に発表するとの一部報道があったが、安倍首相は消費税引き上げの是非も含めて参院選の前に明らかにするといい、やや間延びしていた。多かれ少なかれ市場はこの流れを意識して、先週金曜日の円売りに結びついていたはずである。

にもかかわらず、為替市場では円売りが加速することとなり、米利上げ期待に対して、日本は消費増税先送り+追加緩和期待と、相反する流れが再認識され円売りが加速している。

消費増税の延期=株高+円安の方程式は、強く意識していたが、事前にある程度は織り込まれていると考え、111円近辺は重くなると考えていた。蓋を開けてみると、以外にもあっさり過去2週間近くの高値を上抜けした。

次は112円の重要なポイントが視野に入っており、今までの円高思考から円安志向へと変化も見られるが、はたしてどこまでドル買いが続くのであろうか?

111.50円以上は買う水準には思えないのだが?

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安倍首相=消費増税を2年半先送りするとの報道が広まり、高村副総裁も肯定。

日経平均株価17,000円台へと上昇

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