2017/06/12

2017年6月12日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年6月12日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

週明け月曜日は経済指標の発表や発言も乏しく、フランス国民議会(下院)選挙の第1回投票の結果が意識されています。マクロン大統領の前進が定員577議席のうち過半数を超え450議選近くに迫る勢いです。最も、各選挙区の結果では過半数の獲得数は少なく、最終的には18日の決選投票の結果待ちとなりますが、ユーロ相場にとっては、政治的な安定にプラス要因と言えるでしょう。

その結果、為替市場では早朝からEURUSD上昇から始まり、1.1190台をボトムに底堅く推移し、極端な強さは感じられませんが、「とりあえずユーロ買い」なのでしょうか? 欧州勢の参入と共に前日の高値1.1216を超え1.128まで上昇しています。

ただし、次の台風の目となるイタリアの総選挙の可能性もあり、EUR買いも緩やかな動きとなる可能性もあります。

GBPUSDは、8日の英総選挙結果、メー首相の与党が過半数割れで、北アイルランドの地域政党の協力でようやく過半数を維持できる見込みですが、政局の安定とEU離脱交渉への不安材料が残っています。その結果、週明の月曜日は一時1.2770近くまで上昇後、GBPJPY、EURJPY、GBPAUDとクロスでポンドの売りが目立ち逆に売りに変化しています。

USDJPYは、平均株価は下落して始まり、前日比では-104.68(-0.52%)の下げで終了。110.10~20を底値に何とか下げ止まっていましたが、欧州勢のGBPJPYの売りが強く下値ブレークし、110.00円も割り込み109.90台で推移しています。


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