2017年6月2日（金曜）欧州・米国市場前半の動き
周知の通り、弱い米雇用統計が全て。米金利は低下、米株の上昇は止まらず、為替相場はドル全面安！
5月の米失業率は4.3％に更なる低下へ、逆に非農業部門雇用者数13.8万人（予想18.5、4月21.1→17.4万人、3月21.1→17.4万人へと下方修正）。
午前1時現在、USDJPYは110.30台へと前日比－0.79％、NZDUSDは0.7140台へと前日比＋1.13％、AUDUSDも0.7440台へと前日比＋0.89％上昇、EURUSDも1.1280台、GBPUSDも1.29台を一時回復。
USDJPYは、底堅かった111.40台を弱い米雇用統計で割り込み続落へ。200時間SMAの111.31を割り込み、200日SMAの110.13を目指し、110.30台まで下落している。ドルブルに変化した直後の下落だけに円ショートが残っている可能性も高いが、110～112円のレンジの下限を維持すれば、引き続き、上昇の可能性も残ってくる。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
USD 5月 雇用統計：失業率＝4.3％（予想4.4％ 前回4.4％）、非農業部門雇用者数＝13.8万人（予想18.5万人 前回21.1→17.4 万人）、週平均労働時間＝34.4（予想34.4 前回34.4）、平均時給（時間当たりへ平均賃金）＝前月比0.2％（予想0.2％ 前回0.3→0.2％）、前年比2.5％（予想2.6％ 前回2.5％）、時間当たり賃金＝26.22ドル（予想 前回26.18ドル）、労働参加率＝62.7（予想 前回62.9）、製造業雇用者数＝-0.1(予想 前回0.6→1.1万人）、政府部門雇用者数＝－0.9（予想 前回1.→0.1万人）、民間部門雇用者数＝14.7万人（予想17.5 前回19.4→17.3万人）
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
英総選挙（調査会社ユーガブの最新の調査）＝保守党の獲得議席数は過半数に前日9→13議席に拡大し足りない見通。
仏下院選（イプソス／ソプラ・ステリア調査）＝マクロン大統領の政党「共和国前進」の得票率が31％でトップになる見通し。保守派の共和党と連携政党22％、極右の国民戦線（ＦＮ）は18％、急進左派の「屈しないフランス」は11.5％、左派・社会党は8.5％と見込まれている。
