2018/07/18

2018年7月18日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年7月18日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

アジア市場は小幅なドル高+スローな円安+リスク敏感通貨は弱い。これらの欧州市場では英CPIを最も注目しているが、8月のBOEの利上げ期待度がさらに加速してポンド買いにつながるのか? それとも失望してさらに売りが加速するのか? 午後5時30分に発表となる。

ユーロ圏のCPIはいつもながら予想通りの結果となることが多いが、前年比が2.0%の予想に対してどこまで予想と異なるのか? パウエルFRB議長の下院での議会証言も午後11時から予定されているが、昨日の上院での議会証言でほぼ出尽くし感が強く相場変動につながる可能性も低いと思われている。

市場が注目した昨日パウエルFRB議長の議会証言からは強いシグナルは見られなかったが市場は継続的な利上げを期待してなのか、昨日来のドル高傾向は変わらず。

日経平均株価は+96.83(+0.43%)とピークから値を上げるも前日比では上昇傾向を維持。逆に、中国株は弱く、USDCNHは一時6.7440台と2週間ぶりの人民元安水準。

USDJPYは、「人民元安=円安」の流れなのか、非常にスローペースで113円の大台を達成速。米金利の上昇=ヘッジコストの上昇に、ドル買い=円売りの流れを注目する報道も見られるが、USDJPYの上昇スピードはあまりにもスローで、大口の売りが上値で控えている可能性も。

一方、リスクや資源価格と連騰性の高い、AUD+NZDの弱さが目立っており、AUDUSDは12日の安値0.7360を割り込み、0.7340台まで続落。NZDUSDも0.6750台と過去二日間の安値を更新中。