2015/12/17

12月17日 (木)18:30 英小売売上高指数(取引通貨ペア GBPJPY)

12月17日 (木)18:30 英小売売上高指数(取引通貨ペア GBPJPY)

未明のFOMCと経済見通し、イエレンFRB議長の記者会見と、年末最大のイベントは終了し、リーマンショック後の歴史的な米ゼロ金利は他国に先駆けて解除されました。

FOMCメンバーの金利見通し通りであれば、来年は1.4%(0.25%×4回の利上げに相当)まで上昇することになりそうで、ドル高傾向が続くことが予想されます。

GBPJPYは、これらの発表を受け、182.40台から183.70円台と1.3円で上下し、結局は183.30円近辺で落ち着きを取り戻し、目先は大枠183.10~50円のレンジですが、方向性が定まるのは、今日の欧米市場に入ってからと思われます

その中で、重要な英小売売上高の発表があります。昨日は注目された英雇用統計は失業率は低下+賃金は低下と、強弱が混在し動きは鈍いものがありました。

いつもながら、今回も数字の如何によっては、変動幅は変わってきますが、182.40~183.70円のレンジを超えることは難しいことが前提となり、USDJPYの上昇+GBPUSDの下落基調が続きそうで、GBPJPYにとっては極端な変動は目先では望めそうにありません。

182.40~183.70円のレンジを注目し、このいずれかの水準に近づいたら指値の取引や、発表までにこのいずれかの水準に近づいていたら、逆指値も選択肢に入れ、直前でその水準などを考慮に入れた取引を考えたいと思います。

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今回の英小売売上高の予想は、前月比で0.5%と前回に-0.6%から大幅な上昇が、前年比では3.0%と前回3.8%からは低下が見込まれています。

過去30回のデータでは、発表と実際との差は、前月比で最大2.2%平均0.6%、前年比で最大3.0%、平均0.88%と相違が大きいのが特徴となっています。

過去26回のデータでは、GBPJPYで発表直と15分間の変動をみると、最大108pips、平均40pipsとなっており、過去5回の直近の動きでも平均46pipsとなっています。大きな変動は期待できませんが、テクニカルポイントで上下で、売り買いのポジションを作りやすい変動幅となっています。