2018/06/12

2018年6月12日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

2018年6月12日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

米朝首脳会談も終わり市場の目は明日のFOMCへ。

会談はマスメディアで大きく取り上げられているので省略するが、「朝鮮半島の完全な非核化」と「永続的かつ安定した平和」に取り組むとした合意文書に署名。

トランプ大統領は記者会見で実績をアピールするも、具体性に乏し印象をぬぐい切れず。結果を受けた市場の反応は、事前に身構えていたこともあり、株式・債券・為替市場の反応は鈍い。

英雇用統計は失業者が減少するも賃金の伸びはやや弱く、米CPIは前年比2.8%予想通りながら前回より上昇、予想外に動きは鈍く、明日のFOMCに備えた動きなのか?

欧州株は、前日に続きイタリア株は上昇しスペインも強いが、英国とドイツは伸び悩み気味。米株はプラス圏でのスタートから逆に前日で下落気味。10年債の利回りでは、イタリア債は前日比続き低下しリスク選好の動きが止まらず。

GBPUSDは、注目の英雇用統計は失業者数が予想外に減少するも、賃金の伸びは予想より鈍く、1.3420をトップに緩やかに下落。1.3350台まで一時下落し、結局はアジア市場の上昇開始時の水準へと逆戻り。

USDJPY米朝は合意文書に署名。欧州市場では一時110.10まで下落、イタリアの政局安定+米中首脳会談の合意文書署名やトランプ大統領の記者会見にもかかわらず110.10~45の狭いレンジで変わらず。

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17:30    GBP 5月 雇用統計: 失業率=2.5%(予想 前回2.5%)、失業者数増減=前月比-0.77万人(予想1.13万人 前回3.12→2.82万人)、ILO失業率=3か月前回比=4.2%(予想4.2% 前回4.2%)、含ボーナス平均賃金=2.5%(予想2.6% 前回2.6%)、除ボーナス平均賃金=2.8%(予想2.9% 前回2.9%)→ 賃金の伸びはやや弱まるも失業者は減少、直後の反応は上下変動するも方向性は出ず

18:00    GER 6月 ZEW景況感指数: 期待指数=-16.1(予想-14.0 前回-8.2)、現況指数=80.6(予想85.0 前回87.4)→ 予想を下回り、期待指数は2012年9月以来の低水準

18:00    EUR 6月 ZEW景況感指数=-12.6(予想0.1 前回2.4%)→ 予想外にマイナス幅が拡大

21:30    USD 5月 消費者物価指数=前月比0.2%(予想0.2% 前回0.2%)、前年比2.8%(予想2.8% 前回2.5%)、コア前月比0.2%(予想0.2% 前回0.1%)、コア前年比2.2%(予想2.2% 前回2.1%)→ 予想とほぼ変わらずだが、前回より強く前年比は前回を上回る

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