2016/06/25

2016年6月25日(土曜)昨日24日 海外市場の動き

2016年6月25日(土曜)昨日24日 海外市場の動き

英国民はEUから離脱することを決定(残留48.1%、離脱51.9%、3.8ポイント差)、開票前→開票中→開票後と、市場は大混乱が続く。

キャメロン首相は辞意を表明、10月に首相を決め離脱交渉を行うというも、ユンケル欧州委員長は早くすることを望み「英国の離脱は友好的ではないが、そもそも双方の関係が密接だったわけではない」と言う。予想では離脱は2020年との観測も。

市場はG7を期待したが、結果は、「替相場を中心とする市場が混乱している現状は経済に悪影響を与え、緊密な協議をし適切に協力する。」とあり、麻生財務相は「為替について、ノーコメント」。ただし、週明けの株・為替の大変動で協調介入の可能性は残る。

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為替相場では、アジア市場で、GBPUSDは早朝の高値1.5010台→1.3220台へ、EURUSDは1.1420台→1.0910台へ暴落、USDJPY106.80円台→98.80円台までと、歴史的な暴落となった。

円クロスを含め歴史的に見ても激しい変動を伴う最安値を示現し、円クロスでも円高のピークをむかえた。

欧米市場では、逆に値を戻す局面が続き。GBPUSDは1.3980台へ、EURUSDは1.1180近辺へと急伸、USDJPYは103.20円台を値を戻し、AUDUSDやNZDUSDを含め、下落幅の半値近くまで値を戻すも(GBPUSDは1/3近く)、不安定な流れは変わらず。

世界的に株価は急落、EUROSTOXXは-8.62%、ダウ平均は-3.39%下落、独10年債利回りは0.093→-0.047と再びマイナス圏へと下落、米10年債も1.746
→1.560へと下落。原油価格(WTI)は50.11→47.57へと下落。

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G7 英EU離脱で声明=替相場を中心とする市場が混乱している現状は経済に悪影響を与え、緊密な協議をし適切に協力する。流動性供給のための手段を用いる用意がある。英当局が投票結果の影響に対処する万全の態勢にある。

財務相・日銀総裁談話を公表=世界経済や金融、為替市場に与えるリスクに懸念。為替市場の動向をこれまで以上に注視し、必要に応じて対応する。主要中銀間で結んでいる通貨スワップ網を活用する。

麻生財務相=為替についてはコメントしない。

ジョージ・カンザスシティー連銀総裁=6月の利上げ見送り支持は、さえない雇用関連統計や英国民投票をめぐる不透明感が理由。

BOEの年内利下げ観測が高まる。

ユンケル欧州委員長=英国の離脱は友好的ではないが、そもそも双方の関係が密接だったわけではない。EUとの離脱交渉、今すぐ始めたい。離脱交渉では相応の対応で臨む。

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