2017/08/01

2017年8月1日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年8月1日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

アジア・欧州株は強く米株も上昇からスタート。米10年債利回りは一時上昇するも軟調な米個人所得・個人支出を受け急速に上げ幅を縮小。原油価格は50ドル台を割り込み弱含みで推移。

為替相場は、強いGBP、CHFと、弱いEUR、AUD、NZD、CAD、JPYの二極化で値幅は狭いが上下の変化は激しく強弱が入れ替わる可能性も高い。弱いユーロ圏製造業PMIのEURUSDは売られ、強い英製造業PMIにGBPUSDは買われ、さらに、EURGBPの売りが加わる。

欧米株高と米金利の上昇やGBPJPYの買いに一時USDJPYは上昇するも、米個人所得・個人支出を受けた債券利回りの低下にカウンターでUSDJPY売りへ変化。原油安にUSDCADは1.25台を回復。NZDUSDが前日終値で-0.5%の下落とNZドルの下げが目立っている。

EURUSDは、ユーロ圏製造業PMIは予想外に弱く、逆に英製造業PMIは予想を上回りポンド買いが強まり、EURGBPは下落へ。GBPJPYの買いや株高+米金利上昇にUSDJPYも上昇へ。EURGBPの売りにEURUSDの上値は一時重くなるが、1.1800の大台を維持、

USDJPYは、株高や米債利回りの上昇もあり一時110.58まで上昇するも、弱い米個人所得・個人支出を受けた債券利回りの低下に110.10まで下落、再び110.00の大台を試す動きへ。


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◎中国財新製造業PMI=51.1(予想50.4)→ 予想と前回を上回る
◎豪中銀 融政策発表=政策金利1.5%の据え置きを決定、予想通り
◎英ネーションワイド住宅価格=前月比0.3%(予想-0.1%)、前年比2.9%(予想2.7%)→ 予想を上回るも前回からは低下へ
◎独雇用統計: 失業率=5.7%(予想5.7%)、失業者数=-9,000人(予想-5,000人)→ 失業者数は予想外に減少へ
◎ユーロ圏製造業PMI・確報値=56.6(予想56.8 前回56.8)→ 予想を下まわる
◎ユーロ圏第2四半期GDP・速報値=前期比0.6%(予想0.6% 前回0.6%)、前年比2.1%(予想2.1% 前回1.9%)→ 予想と変わらず、前年比は前回1.9%を上回り過去6年で最も高い2.1%へ上昇
◎個人所得=0.0%(前月比予想0.4%)、個人消費支出=0.1%(予想0.1% 前回0.1→0.2%)、PCE価格指数=前月比0.0%(予想0.0% 前回-0.1→0.0%)、前年比1.4%(予想1.3% 前回1.4→1.5%)、コアPCE価格指数=前月比0.1%(予想0.1% 前回0.1%)、前年比1.5%(予想1.4% 前回1.4→1.5%)→ 個人所得は予想外に弱く、個人消費は予想通りながら前回からは低下、その前回分は上方修正へされ、コアPCE価格指数は1.5%を維持。
◎製造業PMI・確報値=53.3(予想53.2)→ 予想を若干上回る
◎ISM製造業景気指数=56.3(予想56.2)→ 予想を上回るも前回から低下へ
◎建設支出=前月比-1.3%(予想0.5% 前回0.0→0.3%)→ 予想を下回りドル売りが強まる