2018/04/09

2018年4月9日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年4月9日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

週明け月曜日、日経平均株価は+110.74(+0.51%)上昇するも、USDJPYは107円中心の小動きで、円はクロスで下落。リスク敏感通貨のAUDUSD+NZDUSDは底堅い展開で、GBPUSDも安定した動きの代表格で1.1410台を越え底堅い。

先週末の米1000億ドルの追加制裁報道による米株安ムードは何処へ。リスクオン・オフ交差する中、市場のセンチメントはベア・ブル混在。

週末にトランプ大統領は中国との知的財産侵害に対する制裁関税で「取引は成立するだろう」、中国が貿易障壁を下げる見通しと「ツィート」。最近は側近の発言も対中貿易摩擦ではアクセルからややブレーキへと変化。

一方、4月中頃に公表予定の米財務省為替報告書は、17~20日の日米首脳会談を前にして、日本にプレッシャーをかけるべく円高をけん制する可能性も否定できず、首脳会談も然り。

トランプ大統領のツィートで何れにでも変化しやすい状況を考えれば、米金利の上昇傾向というプラスの面は変わらないものの、中期的な方向性を決め打ちできにくい状態とも言えるでしょう。

日本の経常収支は予想を下回り、貿易収支は予想を上回る。独貿易収支は、184億ユーロ(予想190億ユーロ、前回174億ユーロ)と予想を下回る。

午後5時50分からの黒田日銀総裁と安倍首相の会談が注目される。