2018/04/28

最新のIMMポジションから、2018年4月21日(土曜)

最新のIMMポジションから、2018年4月21日(土曜)

集計日が4月24日(火)の主要7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドル)、7通貨の投機的的ネット・ポジションの合計は、前週の+178,372→今週+154,211コントラクトと、前週比-24,161と減少幅は3月27日の-27,022に次ぐ高水準で、通貨のロングが減少しドル高に傾向に動いている。

ユーロは前週比で-20,882コントラクトと大幅な減少で、減少幅は1月30日の-35,437に次ぐ減少となっており、次いでポンドの-10,337の減少で2月13日の-12,927に次ぐ減少幅でドル復活を先導する動きとなっている。ただし、水準だけを見ると7通貨のネットのロングポジションの合計は4月3日の+154,810とほぼ同水準で約1か月前に水準に逆戻りしているだけにも思われ、この現象傾向が今後も継続するのかを注目したい。

【円】前週2,591→583(-2,008)
4月3日に2016年11月29日以来、実に70週続いたネットショートポジションからの脱却にもかかわらず、ロングは小幅で限定的な水準にとどまり3週目にしてほぼニュートラルは水準へと逆戻り。円先安センチメントが復活するのか? 連休明けの動きを注目。

【ユーロ】前週151,476→130,594(-20,882)
圧倒的なロングでNO.1の座を維持し、2017年5月9日から51週続くユーロロングポジションの座は変わらず。ただし、ポジションの水準は約一月前の水準へと減少し3月20日以来上昇傾向が続いたユーロロングの増加傾向も一休みで、この流れが今後も続くのか注目。

【ポンド】前週47,702→37,365(-10,337)
2017年11月21日以来22週ロングの座を維持。ただし、過去6週連続して続いた前週比での増加も、弱い経済指標が続いていたこともあり、BOEメンバー発言からはハト派の発言も多くネット・ポジションは減少し強さに陰りも見られていた。

【カナダドル】前週-30,324→-25,144(5,180)
3月27日から5週連続しショートポジションが続き、直近は3週連続で小幅ながら増加傾向にありマイナス幅は縮小気味、原油価格の上昇やNAFTA再交渉の合意期待が強いのか主要通貨で弱気な動きが強まる中で比較的健闘している。

【豪ドル】前週-10,155→-3,396(6,759)
過去4週連続でネットショートが続くも、今回は小幅ながらロングが拡大し、資源価格の上昇やリスクオンの流れなのか 主要通貨で弱気な動きが強まる中で比較的健闘している。

別表もご覧ください。


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