2019/12/31

2019年12月31日(火)昨日30日、海外市場の動き(午前6時半ごろの動き)

2019年12月31日(火)昨日30日、海外市場の動き(午前6時半ごろの動き)

ようやく、ようやく本決まりと思われる米中通商協議の第1弾合意署名。ナバロ氏は「貿易合意は完了し署名式が間もなく行われる」とあり、劉鶴氏は「週末に渡米し署名する」とある。

しかし、年末ぎりぎりの実需筋不在で、投機筋の独断場で正しい方向性に動くとは限らないこの時季。市場の反応は株安で、USDは全面安で、リスクオンに回避されるJPYは逆に久々に上昇し、クロスでもJPYは小幅ながら全面高。

USDJPYは、アジア市場で株安の中で、一時109.07まで下落。109.00~20のレンジから109.20台を高値に109.00をブレークし一時108.77まで下落(200日MA=108.70)。ようや下げ止まるも、109.00に戻すのが精いっぱい。実需不在のこの時期、ほぼ100%テクニカルだけで動く相場になりそうで、108.70、109.20がポイントで、どこまで下げるか試す相場になりそう。

EURUSD、アジア市場の安値1.1170台から一時1.1220と1.12の大台を達成から、利食いの売りに押されて上値が重くなるも1.1200を何とか維持。前日に200日MA=1.1143を終値ベースで久々に超え、1.1200台での終了と、200MAを割り込むまでは上値を期待したくなる。

USDCADは、アジア市場の1.3084を高値に米国市場では一時1.3050まで下落。底堅かった1.3050~60の底値を試し3日連続の下落で、10月29日の安値1.3042を割り込み、大台の1.3000を割れと試せるか? それとも1.3050~1.3320のレンジに逆戻りか? いつもながらこの水準は悩ましい。

米株は弱く、ダウは米中通商協議の第1弾合意に迫る見通しにも上昇せず。すでに織り込み済みの反応でサプライズもなく利食いの売りに一時200ドル超下落、上昇力は弱く28,462.14と前日比-183.12(-0.64%)へ。

米10債利回りは、一時1.9385%と上昇するも、米中通商協議の第1弾合署名が合意に迫る見通しに失速。結局は1.88%台で推移。2年債は弱く1.567%台へ下落。

原油価格(WTI)は米国の対テロ組織への報復攻撃などの中東の地政学的リスクに一時62.34まで上昇するも、逆に一時61.09まで下落するなど乱高下しながら、結局は61.60台で推移。

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22:30    USD 11月 卸売在庫・速報値=前月比0.0%(予想0.2% 前回0.1→0.0%)小売在庫=前月比-0.2%(予想0.1% 前回0.5%)、

0:00    USD 11月 シカゴ購買部協会指数=48.9(予想48.0 前回46.3)

0:00    USD 11月 NAR 住宅販売保留件数=前月比1.2%(予想1.3% 前回-1.7→-1.3%)、前年比5.6%(予想7.4% 前回3.9→4.4%)

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米国防総省
〇イラク北部の基地が攻撃を受けて米国人が死亡したことへの報復として、イランの支援を受けるイスラム教シーア派武装組織「カタイブ・ヒズボラ」がイラクとシリアに持つ拠点を空爆

ロシア大統領府(プーチン・ロシア大統領とメルケル独首相電話会談)
〇天然ガス輸送パイプライン「ノルドストリーム2」に対して一段の支援を行うことで合意し

ナバロ大統領補佐官(FOXニュース)
〇米中による第1段階の貿易合意は完了している、署名式が間もなく行われる。

中国の劉鶴副首相(サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP))
〇劉鶴副首相が貿易交渉の代表団を率いて、今週末に訪米し合意書に署名する見通し

イラン( 国営イラン通信(IRNA))
〇イランはホルムズ海峡の入り口付近で密輸燃料を積んだタンカーを拿捕。タンカーは130万リットルの密輸燃料を積載し、アブムサ島付近を航行中に拿捕されたという。

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