2020/02/18

2020年2月18日(火)午後2時頃の動き

2020年2月18日(火)午後2時頃の動き

中国の新型肺炎の感染拡大の影響に、アップルは1月28日に公表した1~3月期の売上高見通しを達成できず、下方修正の程度は示していない。

ネガティブな雰囲気が広まる中で、株安+債券利回り低下、為替相場はリスク回避のJPYが選好され、豪中銀議事録はハト派部分に焦点が当てられ、豪債利回りは低下しAUD売りが強まりAUDUSDは一時0.6684まで下落、NZDも連れ安で弱い。

日経平均株価は1.5%近く下落、上海総合も当局のサポートにもかかわらず下落、債券利回りは軟化し10年債利回りは1.542%台まで下落し、2年債は一時1.4%を割り込む。

USDJPYは、昨日の弱い日本のGDPにもJPY売りは限定的、株安にも下げ幅は限定的、上下でロックされながらも、米債利回りの低下やアップルの決算で売上高見通しを達成できないことのリスクを考えれば当然ながらリスク警戒せざるを得ない。結局のところどこまで円高が進むのか?

EURUSDは、市場センチメントは弱気が続くも、EURGBPの買いも影響しているのか1.0830台で目先は底堅くも見えるが、積極的にロングにする気も起きず。

GBPUSDは、1.3000の大台を割り込み一時1.2992まで下落するも熱狂間は感じられず。次の下値は1.2940台がターゲットになるのだろうが、ショートポジションを作る水準にも思えず。潜在的なGBP買い需要も気になる。


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アップル(17日)
①中国での生産、販売両面で影響が出ているとして、1月28日に公表した1~3月期の売上高見通しを達成できない見込みだと発表した。どの程度の下方修正になるのか、具体的な額は示していない。
②アップルは1月28日、1~3月期の売上高予想の範囲は、630億ドル(約6兆9200億円)~670億ドル(約7兆3600億円)だと発表していた。

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豪中銀議事要旨
①理事会では追加利下げの妥当性について協議したが、利下げに伴うリスクが利点を上回ると判断
②政策金利のオフィシャルキャッシュレートを過去最低の0.75%に据え置き、追加利下げへのハードルが高いことを示唆。
③今後も労働市場などの動向を注視するとともに、必要に応じ追加緩和を行う用意が引き続きあり、一段の利下げが雇用とインフレの目標達成を早める可能性がある
④追加利下げを行えば家計の借り入れを促し、すでに高水準にある家計債務が一段と膨らむ恐れがあると指摘
⑤長期にわたる森林火災や新型コロナウイルスの感染拡大も見通しを不透明に。
⑥新型ウイルスの影響について、中国経済に対する重大なリスク。

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