2020/02/04

2020年2月4日(火)15:15時ごろの動き

2020年2月4日(火)15:15時ごろの動き

日経平均株価は約120円近くの下げから、中国株が急伸したことで前日比112円上昇、米債利回りも上昇し、リスクオフの流れの修正が強まる。

為替相場では、リスク回避の巻き戻しにJPY+CHFが弱い反面、他の主要通貨でドル安へと動き、AUDは豪中銀金融政策で緩和期待もあったのか政策金利を据え置き急進。ハト派観測に反して成長見通しを変更せず据え置き、AUD買いが続いた。

新型肺炎の感染拡大=株価の下落を期待した動きも、春節明けの一日で終わったのであろうか? ここ数日の動きを見なければ確証を得ることは難しいのも事実。

また、米アイオワ民主党党大会の結果を注目しているが、システム障害で結果の公表が遅れている。ただ、サンダースが勝利するとドル売りが強まるリスクも残る。

USDJPYは、いつもながら株価と債券利回りに連動した動きが続き、仲値直後の108.55をボトムに108.85まで続伸。僅か30ポイントの上昇ながら、底堅いイメージが強まるも、引き続き米株次第で予断は持てず。

AUDUSDは、12時30分に発表となった豪中銀の金融政策。予想通り政策金利0.75%の据え置きを決定したが、新型肺炎の感染拡大、山火事の被害を意識して利下げ期待もあったのか、発表直前0.6680台から0.6725まで急伸、予想外の強気な声明文もAUD買いの流れをサポートし、高値圏で推移。

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6:45    NZD 12月 住宅建設許可件数=前月比9.9%(予想 前回-8.5→-8.4%)

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豪中銀声明
①2018年に始まった世界の成長鈍化が、終わろうとしている兆候がある。
②今後2年の世界経済の成長は昨年よりもやや上昇へ。
③インフレ率はほとんどの国で低水準にとどまっている
④不確実性のもう一つの原因はコロナウイルス
⑤昨年後半には多くの中央銀行が金融政策を緩和した。一部の国では、一段の金融緩和が予想されている
⑥豪ドルは最近の最安値近辺にある。

豪中銀声明
①中心的なシナリオは、オーストラリア経済が今年2.75%、来年3%成長で、過去2年間の成長を上回る。
②短期的には、森林火事とコロナウイルスが一時的に国内の成長を圧迫するだろう。
③消費はかなり低迷しているが、バランスシートの調整局面を経て、消費の伸びは徐々に持ち直していくとみられる
④全般的な見通しは、低金利、最近の税還付、インフラへの継続的な支出、資源部門の明るい見通し、そして今年後半に予想される住宅建設の回復によっても支えられている。

豪中銀声明
①失業率は昨年12月には5.1%に低下、この水準は当面は維持される。
②賃金の伸びは抑制されており、当面は現在の水準を維持
③オーストラリア経済がより低い失業率と不完全就業率を維持できることを示唆
④2019年の消費者物価指数(CPI)上昇率は1.8%で、基調インフレ率はこれよりもやや低かった
⑤中心的なシナリオは、CPI上昇率が短期的には2%前後になり、今後数年間はその水準で変動するというものだ。基調インフレ率は今後数年間で2%に向けて徐々に上昇するだろう。

豪中銀声明
①理事会は、すでに金利が非常に低い水準まで低下しており、金融政策の伝達には長くかつ変動的な遅れがあることを踏まえ、今回の会合では、キャッシュレートを据え置くことを決定した
②理事会は、経済の持続的成長、完全雇用及び長期的なインフレ目標の達成を支援するために必要な場合には、金融政策を一層緩和する用意がある。

注目の米アイオワ民主党党大会の結果を注目しているが、システム障害で結果の公表が遅れている。

アイルランド選挙
①8日に選挙控えシン・フェイン党が支持率トップ
②世論調査では政府、バラッカー首相、共和党のマイケル・マーティン党首がいずれも支持を落とす一方、シン・フェイン党のメアリー・ルー・マクドナルド党首の支持率は7ポイント上がって41%となった。
③アイリッシュ・タイムズ/イプソスMRBIが3日公表した調査によると、シン・フェイン党の支持率は25%、中道右派の野党、共和党(フィアナ・フォイル)は23%で、与党の統一アイルランド党(フィナ・ゲール)は20%となった。

米アルファベット四半期売上高が予想を下回る。
①売上高は17%増の460.8億ドルでアナリスト予想469.4億ドルに届かず。

ボスティック・アトランタ連銀総裁
①、インフレが安定し米経済が完全雇用に極めて近い中、FRBは当面、政策金利を現行水準に維持できる。

英2035年からガソリン車とディーゼル車の販売を禁止へ。


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