2020/02/28

2020年2月28日(金)21:00時ごろの動き

2020年2月28日(金)21:00時ごろの動き

欧州市場に入っても、株安+債券利回り下落、ドル買い+円買いの流れは変わらず、より深刻度を増すだけ。

新型ウイルスの感染は米国へと波及し、前日はカリフォルニアでは8400人が監視中で、陽性反応も確認。ダウが下げ幅で記録を更新した流れは、アジア・欧州市場で止まらず。

仏GDPは前期比-0.1%とネガティブで、仏CPIは前年1.4%前回1.5%から軟化、独雇用統計の失業者数は-1万人と予想と前回から雇用の悪化が目立っている。

為替市場で弱さが目立つのは、前日海外市場に続きAUD+NZDで共に1%超の下落で、

AUDUSDは新型ウイルス感染拡大+中国経済の低迷に豪中銀の利下げ観測が強く残り、早朝の0.6585を高値に→0.6500を割り込み続落し前日比で1.1%近くの下げとなっている。

NZDUSDは早朝の消費者信頼感指数は低下し、AUDUSDの下げの影響を受けつれ安状態で、早朝の0.6318高値に一時0.6232まで下落と、前日比1.1%近く下げている。

EURUSDは、アジア市場の小動き状態から欧州市場に入り一時1.1053まで上昇するも、独経済省報道官が「現時点では刺激策についての計画はない」との報道に再び1.1000の大台を割り込む

USDJPYはクロスJPY全面高の影響もあり108円台半ば近くまで約0.8%近く下落し、200日MA近くで何とか下げ止まる。108.50が過去の動きを見ると重要なポイントに。

新型ウイルスの感染は米国へと波及し、前日はカリフォルニアでは8400人が監視中で、陽性反応も確認。ダウが下げ幅では過去最高を記録した流れは、アジア・欧州市場で止まらず。

原油価格(WTI)は45ドル台へと下落、欧州株は下落からスタート、独DAX、英FTSE100共に3%近くの下落。米債利回りは軟化し、10年債は1.2%台へ、2年債も1%を割り込み歴史的安値を更新中。

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16:00    GBP 2月 ネーションワイド住宅価格指数=前月比0.3%(予想0.4% 前回0.5%)、前年比2.3%(予想2.3% 前回1.9%)→ 前年比は予想通りながら前回を上回り2018年7月以来の大幅伸び率

16:30    CHF 1月 実質小売売上高=前年比-0.1%(予想 前回0.1→0.8%)

16:45    FRN 第4四半期GDP・改定値=前期比-0.1%(予想-0.1% 前回-0.1%)、前年比0.9%(予想0.8% 前回0.8%

16:45    FRN 2月 消費者部物価指数・速報値=前年比0.0%(予想0.0 前回-0.4%)、前年比1.4%(予想1.5% 前回1.5%)、HICP前月比0.0%(予想-0.3% 前回-0.5%)、HICP前年比1.6%(予想0.4% 前回1.7%)

17:00    CHF 2月 KOF景気先行指数=100.9 (予想97.0 前回100.1)

17:55    GER 2月 雇用統計:失業率=5.0%(予想5.0% 前回5.0%)、失業者数=前月比-1.0万人(予想0.3万人 前回-0.2→-0.4万人)→ 失業者数は予想を上回る

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カーニーBOE総裁
①新型コロナウイルスが原因で英経済成長率が低下することあり得る
②観光客が減少、企業のサプライチェーンは若干逼迫しつつある
③英中銀はすでに経済活動の減速を認識しているが、英国がどの程度の影響受けるか判断するのは時期尚早
④世界の経済成長率は従来の想定よりも低下する見込み、英経済に連鎖的影響に

独経済省報道官
①現時点では刺激策についての計画はない